物語もいよいよ大詰め。サーヴァントたちの戦いが次々と決着していきます。クオリティの維持を犠牲にしつつも、大迫力で動き続ける戦闘描写に脱帽。すごいものを見せてくれました^^
《カルナ》
カルナの本質は武人です。したがって彼にまつわる不運の多くも戦いに関するものが多い。親の身分が低いために 挑戦することを許されなかったこともあったし、強大な力のために 神や味方さえもがカルナの足を引っ張ろうとした結果、最後まで万全の状態で、全力を尽くして戦うことが出来なかった。
だからこの男の願いが強いライバルを得て、そのライバルと全力で戦うことだったとしても無理はありません。
ところで、スマフォゲーム『FGO』では、原典『マハーバーラタ』におけるあまりの不遇さゆえに、カルナの幸運は D らしいですが、本人は A+ と言い張っているらしい。そんなバカなと思ってしまいますが、
しかし考えてみれば、『マハーバーラタ』の主人公アルジュナと同じ母親の血を引いているとはいえ、最下層の、血のつながらない両親に育てられた彼が、カースト社会の中でクシャトリヤ(戦士階級)として立身出世する機会など無に等しい。
ところがドリョーダナ(アルジュナやその兄弟の敵対者)との出会いがそれを変えた。この男に拾われたことでクシャトリヤとして身を立てることが出来たことは、カルナにとってとてつもない幸運に感じられたのではなかろうか。たとえその前後が全く不運であったとしても。
この恩があったから、カルナはアルジュナと和解の機会があったにもかかわらず、それを棒に振ってドリョーダナのもとで最後の大戦争に臨んだわけで。カルナが聖杯大戦で最初に自分を呼び出したマスターに義理を感じ、救おうとしたのも、過去にこうした出会いがあったからかもしれない。
カルナが辛い思いをしてきたことを知っているだけに、彼の満足そうな顔にグッとくるものがありました(ノω^q)
しかし・・・英霊としての彼の言動は、聖杯大戦のどのサーヴァントよりも格好良かったですね。達観していながら、それでいて慈愛にあふれていたと思います。
「我らは過去の影に過ぎない。未来に生きるお前たちは誰であれ英霊にとっては宝だ。我々はお前たちという未来のために走ったのだから」。
いまだかつて、こんな言葉を発したサーヴァントがいただろうか。太陽神の息子・大英雄カルナ。彼をこんなにも格好良く描いてくれて本当にうれしい( ;∀;)
《アキレウス》
魔性に堕ちたアタランテーを止めるために、ルーラーとの間に割って入ります。こちらの大英雄も格好良かったですが、やや皮肉な最後でした。トロイア戦争ではアマゾンの女王ペンテシレイアを手にかけましたが、聖杯大戦ではよもや共に戦ったアタランテーを手にかけることになるとは(´;ω;`)ブワッ
切なかったけれど、慕う相手だからこそ放ってはおけなかったアキレウスの人間味と、2人の最後がとても素敵でした(ノω^q)