チェロ共和国を舞台に帝国軍のピノーと、トルキエ軍を率いるカリルパシャ、マフムート。ついに戦いの火ぶたが切って落とされます!!

 

 

 

注目ポイントは帝国軍の主力は重装歩兵、対するトルキエ軍は騎兵であることでしょう。

 

 

 

こんにちの常識では歩兵は騎兵を相手にしたとき、不利な戦いを強いられるものです。機動力ではるかに勝る騎兵は相手を翻弄し、弱点を突くことが出来るからです。

 

 

 

しかもカリルパシャはまともに戦おうとしなかった。逃げるトルキエ軍に対して、歩兵を主力とする帝国軍はまずトルキエ軍に追いつかなくてはならないという。彼らが勝利するにはクリアしなければならない問題が多く、トルキエ軍の勝利は間違いないと思われました。

 

 

 

ところが勝利したのはまさかの帝国軍だったのです。

 

 

 

ピノーは逃げるトルキエ軍の動きを読み、川を利用して歩兵を迅速に移動させ(副官ココシュカの功績)、直接対決に持ち込み、完勝するのです。しかもピノーはカリルパシャの騎兵部隊を重装歩兵で包囲したうえで勝利するから驚くほかありません。

全く逆ではないか!?

 

 

 

なぜトルキエ軍は敗れたのか。まず前提として帝国軍の重装歩兵に隙がないことが挙げられます。唯一の弱点は本当に背後だけだった。

 

 

 

けれども弱点が1つしかないということは、敵をそこに誘導するのも容易いと言えます。そして弱点をカバーする手を打っておけば帝国軍に隙はなくなる。また川を利用する独特の用兵がなければ戦うことすら出来なかったでしょう。

 

 

 

ピノーとココシュカの戦術は見事というほかありません。常に相手に不利な状況で戦わせただけでなく、もしものときの準備も怠らない。手の内を知り尽くした者同士だからこそ、より戦術を練り上げた側に軍配が上がるのは仕方のないことだと思います。

 

 

 

敗れたカリルパシャは戦死。

 

 

 

親と故郷を失ったマフムートにとって、彼を拾い育てただけでなく戦後の復興に尽力したカリルパシャは、育ての親や師といった言葉だけでは片づけることのできない存在です。

 

 


当然、マフムートはショックを隠せません。果たして逆転の一手はあるのでしょうか?