「緑のおばさん」永眠。
決して冷やかしでは無く、
「ペギー葉山」さんと言えば、
普通に「ウルトラの母」という認識の方、
大変多いのでは無いでしょうか
勿論、
「サウンド・オブ・ミュージック」劇中歌、
「ドレミの歌」の日本語版を創った方としても大変著名な方ですが、
やはりズバ抜けて「ウルトラの母」です。
コレまたウルトラ兄弟なる家族構成も複雑で、
実際に父と母の子はタロウだけでみたいな
タロウもタロウで、
兄弟達にはエラいキカン坊だったりして
母もタロウのやさしいお母さんな設定の筈ですが、
あのドロリとした暗ァ~い空間にいる母は、
キッズにはちょっと怖い存在でしたケド
さようなら、
お母さん。
本日ご紹介するのは、
大木様のXS650
フォーク・ブーツを脱いだ2型、
所謂「XS1B」です
只今XS1Bステージ4納車整備にて、
XS1Bエンジン腰上分解整備中
2st屋だったヤマハが生み出した4stエンジンは、
既に真新しさには欠けていていたものの、
「ヤマハ独自の4サイクルビッグマシン」として登場
「ロードを制する4サイクル!加速の名車」として、
無類のハイパワーを生む4サイクルOHCツイン・エンジンは、
53psを発揮致します
スラリと伸びたセリアーニ・タイプのフロント・フォークが美しい
ヤマハだけの完全防塵防水ドラム・ブレーキも、
XS1Bの自慢です
同年代のマシンを比較しても、
それにしてもヤマハは垢抜けてますネ~
しかしこれ程までに美しく華奢で繊細なXS1Bにヤマハが求めたのは、
ナント「男らしさ」
理想と対話から生まれたオートバイXS1.
走る、飛ぶ、見る、聞く....
ヤマハはあらゆる面でパーフェクトをめざしました。
低速から高速への圧倒的な加速。
豪快さと使いやすさの見事なコンビネーション。
高速時に残した余ゆう。
XS1-650は、
男の血を湧かせるクルマです。
っつー、
ナンとも勇ましく頼もしい謳い文句
当時のヤマハ・フルラインナップでも、
「男らしさがせいぞろい!」ってな具合
GKデザイン、
大胆にて恐るべし
カワサキ650W1ともよく比較されるエンジンですが、
カワサキやトライアンフの650はOHVなのに対し、
ヤマハはOHCの直列2気筒エンジン
そして当時のこの手のエンジンとしては珍しい、
シリンダーもアルミ製
しかもウェットサンプの5速なんでっせ~
鹿鳴館時代の「バッスル・スタイル」で凛々しくキメた、
慎ましい貴婦人を彷彿させる「貴婦人」エンジン
内に秘めた情熱は、
文明開化の激動の時代を逞しく生き抜いた大和撫子同様
大木様、
吊られた2本のバットから紡ぎ出される「熱い鼓動」をお楽しみに~
XS-650 XS1Bの足回り整備詳細はコチラ⇒ http://ameblo.jp/zeppan-uematsu/entry-12237029594.html