小説 暗い越流  若竹七海  | てんつぶ

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葉村晶シリーズ4。


シリーズと言っても葉村話は2篇。

ノンシリーズ3篇と併せた短編集。

表題作「暗い越流」は2013年の日本推理作家協会賞短編部門受賞作。


 

母の遺骨を運んで欲しい。依頼され訪れた廃屋で殺されかけた葉村、気絶寸前に見た犯人の顔は蠅だった。 
 

5人も無差別に殺害した犯人に届いたファンレター、その差出人調査を弁護士から依頼される。 
 

殺された美浦編集長はどうやら関係者を恐喝していたらしい。

質素なエコライフの裏には秘密が。 
 

立てこもり男が人質に向かって語る。

子供時分の誘拐事件、自殺した父親の罪、無情なシスター。

それが招いた無常な結末を。 

 

長谷川探偵事務所が引退閉鎖で、ミステリー専門書店殺人熊書店でバイトすることになった葉村。

死んだ裕福な老人が残した金庫の鍵となるこけしを探す。

金庫の中身は。 
 

☆彡 
蠅男/暗い越流/幸せの家/狂酔/道楽者の金庫