たぶんですけど
卒業までの最後の乗車になるであろう
ミキちゃんとの話です
「そもそも卒業式いつなん?」
「ソレ!ホンマは9日予定やってんけど、交通マヒやろうからって8日になってん」
「ほー…そりゃ心に残る最後になるなぁ」
「9日は観に行きたいのに、バスなかったら行かれへんやん(←9日は運休予定)」
「電車で行けや」
「お金要るやん…」
「払え!それぐらい!」
「それより映画のシュガ……ビネガー?やっけ知ってる?」
「シュガビネガー?砂糖とお酢…ミリン?」
「違う…シャワネネ…とかなんとか」
「アーノルドシュワルツェネッガーの事か?」
「あ、それ!ハードルド…なんて?」
「シュワルツネガな…なんで?」
「行列のテレビに滝沢カレンと出ててオモロかった」
「そうなん?アイルビーバックって言うた人やで」
「ハゲ言いなや!」
「ハゲやんか」
「自然にハゲてる人はハゲやけど、自分で剃ってるんはボウズや」
「カツヲはボウズで波平はハゲでいいのか?」
「そうそう、でもそんな悪口とか高校生になったら言わんようにせなアカンと思ってんねん」
「できるんか?」
「なぁ、一緒に練習しよか」
「なんでやねん!オレは普通に喋れるっちゅーねん」
「ハゲにハゲ言うヤツが言うな!」
ちなみに後部にハゲオヤジ数人乗ってます
「オレなんかいつもオバちゃんにハゲ!って言われてるで」
「それは良いんちゃう?」
「なぜっ?」
さて、彼女は高校生になったら
優しく喋れるんでしょうか?