このブログで中学生といえば
もちろんミキちゃんの話です
朝、乗ってくるなり
「なんか良い匂いする」
「ゴメン、さっき屁ぇこいた」
「うぅわ、終わった…」
「なにがや?」
「ミキ人生終わったわ…老犬さんのオナラを良い匂いに感じるなんて」
「う、ウソに決まってるやん、コイてないよ」
「分かってるわ!そんなワケないやろ!」
「断定すんなや…」
そして着座するなり
「ねぇねぇ見て、この靴」
「ん?」
と、振り返ると
右足を上げて靴を見せようとしてます
「年頃の女子がマタ開いて足を上げるな!」
「うわっどこ見てんねん変態!」
「自分で見ろって言うたんやないかい!」
「パンツ見たやろ!」
「なんでオレが中学生のパンツ見て喜ばなアカンねん、ってか見てないし」
「怪しい…だって老犬さん変態やろ?」
「あのな…変態にアンタ変態ですね?って聞いて、はい、ボク変態ですって答えるか?」
「じゃあやっぱ変態なんや…」
「ちゃうわ!…いや、そうなるか…」
「そやって…間違いない」
「ふんふんふーん♪」
「ん?ミキ少し歌上手なったんちゃう?」
「マジ?ガチ?嬉しい」
「今日、合唱コンクールあるねん」
「へー…どこでや?」
「文化会館、ウチの学校が一番やと思う」
「力入れてんかな?隣のS中は凛ちゃん効果で長距離強いし」
凛ちゃんとは全国規模で強い中距離ランナーで
久保建英のイトコ
「そうみたいやね…なぁ、見に来てよ」
「なんでやねん、お父さんに来てもらい」
「お父さんなんて小学校の時から来た事ないわ」
「そうなん?でもオレかて子供見に行ったんも小学校の時だけやな、逆に中学生になったら来てほしくないんちゃう?」
「うん、なんかイヤやな…でも小学校の時は来て欲しかった」
「まぁ…分かるけど」
「オレ中学ん時は来るな、言うてんのに来て困った事あったわ」
「なんで来たん?」
「先生に呼び出されて」
「なんで?」
「なんか悪い事したんやろな…」
「3人で話さなアカンけど、オレ先に帰った覚えがある」
「最低!怒られるんちゃうん」
「怒られるんも一回で済むやん」
「ホンマ最低やな!」
「でも今日は見に来てよ!仕事?」
「仕事はハヨ終わるけど…」
「じゃあ来て」
「雨やんか」
「傘ぐらいさせや!」
「いや、バイクやから…」
「あ、バイクか…怖いな…」
「近所のオバはんみたいな事言うな」
「え?そぉ?じゃあ雨やんだら来てな」
しかし
その日は止むどころか
土砂降りになってしまい
お犬様の散歩にすら行けませんでした