捻挫で変態扱い | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

なんか最近

ゼファーさんよりよく見る


中学生のミキちゃんです


普段子供らが乗らない時間の昼間

ジジババたちが大ゴミ…


失礼な間違いでした


ジジババたちで大混みのバスに


まずは男の子たちが乗って来て


その後おばぁさんチの近くから

コンビニ袋いっぱい持った

ミキちゃんが乗ってきました


「なんで今日は早いん?」


「お腹痛いって早退した」


「ウソやろ?」


「ウソやで、分かる?」


「そんな血色いい顔してたら分かるわ」

「そんでナニようけ買うてきたんや」


「アイス、モナ王」


「い?バッカぢゃない?

「溶けるで」


「溶けへんわ、帰ってすぐ食べよ」


「帰ったら飲み物になってるわ」


「なんでそんな言い方するん?キズつくわ」


「キズつくんはアイスや」

「お母さんに買ってきてもろたらいいのに」


「お母さん帰ってくるん遅いもん、今食べたいやん」


「小学生か!」


言ってるウチにも利用者さんが

降車されて行きます


「お疲れ様〜」

「ゆっくり降りてね」


とジジババに声をかけてると


「ミキにも言うたれや!」


「ナニをや?」


「お疲れ様〜とかやん!」


「今はお金要らんから、ありがとうじゃなく、お疲れ様にしてるだけやん」


「ミキはいつもタダやねんから同じやろ」(←正論)

「なに?ミキには言いたくないん?ミキの事キライなん?」


「うるさいなぁ○○さん助けて」(←また流れ弾)

「ふふふ…楽しそうじゃのう」(←横に座ってた○○さん)

「楽しいって…怒られてんねん」


「他人に頼りなや」(←正論)


「分かった分かった、元気にお疲れ様〜って言うたらいいんやな?」


「そんな言われたからってムリに言わんでいいわ!」


「どないせぇっちゅうねん」


その後

全員無事に降車して最後に残った彼女


降りる前に

シッカリと車内を見廻して

忘れ物やゴミのチェックをしてくれました


「あ、ミキちゃん」

「ん?」


「お疲れ様でした」


「きも!」




翌々日

今度は朝に乗ってくる番です


いつもの所にいたのは男の子が二人だけ


誰も乗ってなければ少し待ってるんですが


二人乗った以上

時間通りに発車し


次々と利用者さんを乗せて行きます


そしてまた

おばぁさんチの近くのバス停に


セーラー服の彼女が立ってます

濃紺のセーラー服に白い靴と白い靴下


足首に黒いサポーターの成り立ち


乗ってくると

「おはようございます」


「おはよ、足首どうした?」


「ヤラしいな!ナニ足見てん、変態!」


「いや、一人で立ってんやから見えるやろ」


「そんなジロジロ見やんでいいねん!」


「なんでオレがミキを観察せなアカンねん」


「はーん…なぁ!ミキ乗って嬉しい?」

「ミキに会えて嬉しいやろ?」


「ってかな…いつもんトコにおらんと心配するやんか、アイスに当たって休みか寝坊したとか…」


「なんでやねん!老犬さんより長くバス乗ってんのに」


「ホンマやなぁ…先輩やもんな」


そんな事言いながら

学校近くのバス停で


先に後部にいた男の子たちが降ります

彼女は運転席の後ろにいたので


中央部にあるドアに向いて

席を立つと


「イヤラしい、尻見んなや…コクで」


「ドア見てんねん!はよ行け!」


「行ってきまぁす」(←他の利用者さんに)


と言って終わりましたが


確かにオシリ、

デカくなったようです(←見てんかい)



あ、足首は柔道やってて

捻挫したそうです