発音が直らない中学生 | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

金曜日の夕方


学校帰りにバス乗車のミキちゃんです


気になる子も混じって男子4人も乗車


男子はまとまって最後尾に着座し

彼女は運転席のすぐ後ろに着座しました


普段ならルームミラーで確認しますが

この時は後ろをふり返って

彼女の顔をジッと見ました


「な…なによ?」


「ウシロデイッショニスワランデイイノカ?」


「何小声でカタコトやねん!」


「いや、気を利かしたつもりやねんけど」


「もーえーから!キショい事言うなや」


「何がキショいか!嬉しいクセに」


「ホンマムカつくわぁ…€£¢©‡±‼⁇⁈√πµ¤∆¶」


「なに言うてんやサッパリ分からんわ」


「ミキ怒らせたらいつもこんなんなるん知ってるやろ、あ、痴呆出てるから忘れるんやったわ、ゴメン」


「昨日の晩メシは忘れてるで」


「聞く前に答えなや…」

「そんでミキ、今日はおばちゃんチで降りるから」


「あいよー」


「泣きなや」


「ん?」


「ミキがすぐおらんようになるからって泣きなやって言うてんねん」


「分かった、ガマンするわ」

「で、手術無事に終わったんか?」


「ん?お父さん?まだ手術してないで」


「あれ?こないだ入院してすぐとか言うてなかった?」


「なんか延期になったって」


「そうなんか…そもそもドコ悪いん?」


「しん⤴ぞ⤵やで」


「はじまった…しんぞ⤴や!」


「違うって、しん⤴ぞ⤵やって」


「ちょっとネェさん!」(←横に座ってたおばぁさんに)


「心臓って言うて!」(←流れ弾)


「しんぞ⤴やなぁ」


「ほれみぃ!」


「あ、そうなんですか…でもミキ言いにくいな」


「ちょい待てぃ💢」


「なに?」


「なんでオレのは信じなくてソチラのねーさんのは あ、そうなんですか…やねん」


「それはオマハンが胡散臭いからや」


「ひゃあー、またオマハン言うた」


「そんな事より、ちゃんとおばちゃんトコで降ろしてや」


「分かっとるわ!たまに忘れるけど…


「老犬さん意地悪いからワザと忘れるやろ」


「そこは痴呆違うんや」


そして着く直前


「明日の運転手さん誰?」


「んー…○○さんかな?」


「やったぁ〜嬉しい」(←優しいらしい)

「って言うとく」


「素直に喜ぶだけでいいねん」


「うん、老犬さんじゃなきゃいいねん」


「そこは素直に言わんでヨロシイ」



と言って降りて行きましたが


彼女は翌日

学校休みなのを分かってるんでしょうか?