前に朝めしの約束をしてしまった
ミキちゃんの話です
「え、ホンマに買ってくれたん?ありがとう」
「ま、大変やろうから」
「一番高いヤツにしてくれた?」
「なんでやねん、オレかて小遣い使用禁止やねん」
「え?なんで?かわいそう…」
「かわいそう言うな!いろいろあるねん」
「ふーん…」
「ふーん言いながら食うとるやんけ」
「だって残したらアカンやん」
「それはそうやな」
「それはそうとミキに影響されたワケちゃうけど 今アニメのヤワラにハマってんねん」
「あの髪を横っちょにくくってる人やんな」
「アニメやっちゅーとんねん」
「知ってるって!なんとかなんとか子やろ?」
「猪熊柔やで」
「ほら!やっぱりあってた」
「全然違う」
「老犬さん、ミルフィーユって食べる?」
「それなに?」
「美味しいヤツ」
「説明になってないけど ミキ作るんか?」
「当たり前やろ?アンタに作れとか言わんわ」
「いいよ、ムリすんな、次いつ乗るか分からんし」
「誰もすぐ作るとか言うてないしな…食べるかどうか聞いただけやし」
「紛らわしいねん」
ドンっ❗(←叩かれた)
このタイミングで
気になってる男の子が乗ってきました
「なんやねん、テレてんか?」
ドンっドンっ❗
「オレをシバくな」
「ふふっ」
「気持ち悪いねん」
「気持ち悪い言うな!ミキかて恥ずかしいねん」
「恥ずかしいってキャラか?隣に座ってもらうか?」
「コロすぞ…余計な事言わんとってや」
「いや、みんな知ってるやろ」
「ってか食いもんしまってるし」
「なにニヤニヤ喋ってんねん、ハラたつわぁ」
「いやいや、青春しとんなぁ…コンノが懐かしいわ」
「コンノって?」
「ほら、前の気になっ「やめろ!」てた子」
「ふーん…ま、頑張れ」
「なにをどう頑張るねん」
「うん、いろいろやな…」
「ホンマに可愛いと大変やわ」
「それは勘違いってヤツや」
「え、ミキ可愛いと思ってるやろ」
「はいはい、思ってますよ」
「あ、ゴメン、やっぱ老犬さんに言われても気持ち悪いだけやった」
と
最後にはケチョンケチョンにされる
老犬でした