ミキちゃんです
朝の通学中のバスで
『髪 また伸ばそかな？』
『校則でいいんやったら伸ばしや』
『保育園の時はめっちゃ長くて黒髪美人言われてたんやで』
『そうなん？』
『ミキな ちっちゃい時 かわいかってん』
『知ってんで』
『なんで知ってんよ？』
『小学３.４年の頃は まだめっちゃカワイかったやん』
『まだって なんやねん！今でもカワイイやろ？』
『ん…まぁ カワイイな』
『ムリに返事すんなや！ あ…』
『あ がどうした？』
『○君が 一緒に学校行こ やて…キショない？』
『なんでキショいん？手つないで行ったらえぇやん ははは…』
『なにニヤけてんねん！この変態！』
『いや、なんか楽しい、おっちゃんら そんな恋愛もうできんからな』
『奥さんとしたら いいやん』
『いや、そやなくて…』
『なんでも諦めたらアカン、そういう苦労を重ねて今の自分があるんやから 自信を持って生きていかなアカン、チャレンジせな』
『え？いや、恋愛はもういいねんて』
『口答えしたら どうなるんかわかってんやろな……』
『あ、はい…すんません』
『一緒に行くのん いいよ って送ったのに ○君既読つかへんわ どういう事？ 』
『バス停か 途中で待ってるやろ』
なんて言ってるウチに バスは到着
○君は そこにはいませんでしたが
彼女は元気よく 走って行きました
話は前後して その前日
仕事のシフトの都合上
先にミキちゃんの下校時間に当たります
『あー 疲れた……』
他に大勢の利用者さんも乗ってたので
あまり会話もしませんでしたが(←自分に余裕がなかった)
しばらくしたら
寝てやがる……
しかも ２人がけのシートに横になって
まるで
アルゼンチンバックブリーカーのように
『ミキ… 生きてる？ もう着くけど』
『ん……生きてる…』
『ってか起きてるわ！』
朝と夕方って
けっこう違うもんなんですね
ま、ボクらもそうですけど(*´艸｀*)