バァさんの200円 | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

仕事で

よくコミュニティバスを利用する
おバァさんがいます

少し 外れの民家の少ない所に住んでいるんですが

とにかく 耳が遠い……(・・;)


終点間際の おバァさんの自宅近く(←乗降自由のフリー区間)

『ねえさん(←一応言葉を選ぶ)いつものトコでいい?』

『……………』

『ねえさん、いつものトコでいいやんな?』

『……………』

『……………』

『いつものトコで停めて下さいね!』(←耳が悪いから声デカい)

『あー!ビックリした』


これが いつものパターンです



そして 家から乗る時は必ずと言っていいぐらい

『ありがとうね』

『ねえさん 先にお金もらいたいんよ』

『あー、ちょっと待ってて』

『時間かかる?』

『……………』

『……………』

『……………』

『後でいいわ』




そして もらうの忘れる……(・・;)

多分 老犬だけで3回ほどもらえてませんが

悪気があるワケでもないので

最近ではユックリともらえるまで待ってます

なんせ 降りる場所は行きあたりバッタリですから~(o-∀-o)




そんなある日


駅前から 珍しく 乗ってすぐにお金を渡してくれました

『100円玉見つからんからコレ』

『ん?500円? いいよー待ってね』

と 300円お釣りを渡してスタートです(←料金一律200円)

途中で他の利用者を降ろしながら

最後に そのおバァさん

聞くのもめんどくさいので

勝手に止まろうとしていたら

『そこで停めて下さいね!』


『だからビックリするって』

『…………』

そして バスを停めて ドアを開けたら


『はいコレ 200円』

『ん? いや、もうもらったよ』

『…………』

『さっきもろたよ❗️』

『あれ?そうかい?』

『もろたよ』

『だって200円ずっと持ってたのに』

『その200円ってか300円はボクが渡したやつ』

『いや、乗る前から持ってたと思うけど』

『じゃあなんで500円やねんな』

『…………』

『…………』

『…………』

『とにかくもろたからいいよ』


と、普段 悪気がない事が分かります~(*''*)


そして この仕事が終わると

妙な疲れと 喉の渇きを覚えます(´・ω・`)