初心者の初心者による初心者のためのブレーキ考 | ゼファオス~アラカンライダー~

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ほら、前にゼファーさん 
謎のブレーキフルード減少事件があったでしょ❓



オカケンさんから 貴重なアドバイスをいただき

なるほどと思いました

これからチェックしようと思いますが

その前にブレーキのシステムの確認です


ご存知の方が ほとんどでしょうが

スルーするーもよし
バカにするのもよし
間違いを是正してくれるとありがたいし

特に メカに弱い女性の方には 参考にしていただきたいです

そう、
老犬は 女性 だけ に優しいのです(*`・ω・)ゞ



では まずバイクのブレーキは 

車と違って前後別々に使うのと 大きなマスターバッグ(←倍増装置)を持たないのが特徴です

これは車と違ってバイクはバンクして曲がったり荷重のかかり方がマチマチで 制動のフロント、安定のリアという具合に使い分けたいから(←たぶん)

そして 車もバイクも減速したら 前に荷重がかかるので フロントの方により強力なブレーキシステムを使います


そして そのシステムは意外に簡単で

ブレーキレバーを握れば




中のフルードを押し出して ブレーキパットを押し出して

ローターを挟んで止める

至ってシンプルなシステムです

絵に描いたらこんな感じ



ウチの孫でも もっと解りやすく描けそうです(*T^T)


ちなみに 同じ油でも エンジンオイル、ブレーキフルードと呼名が違いますが

例えば 天ぷら油

フライパンに入れて火を入れたらオイル

瓶詰めしたままで 圧力かけるだけならフルード

ってな使い分けらしいです(←余計分からん)


で、
これはゼファーさん純正のブレーキマスター



リザーブタンクと一体化して

汎用品より 高そうで 老犬も変えたくなかったんですけど どうやら中のシリンダーに問題があったらしく

やむなく交換したモノです

基本 リザーブタンクのフタを閉めたら
完全密閉されて フルードそのものの量は増減しません


ブレーキレバーを引くと

中のマスターシリンダーを押し出し



フルードも押し出す仕組みです





押されたフルードは 逃げ場がないので

キャリパーの奥から 


ピストンを押し出して


バットを 押して


ローターを挟む


というシステムです


パットが減る、
つまりバットの厚みが少なくなると

ピストンの出る量も増えるので バットの減った分だけ リザーブタンク内のフルードも下がる

だから バットを新品に換えたら 
リザーブタンク内のフルードも また上がる

だから フルードが減ってると思って
むやみに足してはいけないんです


ちなみに ラジアルマスターも基本構造は同じ

純正のゴムのホースは 膨張するので メッシュのホースによく交換してます

  ↑↑
バリオスさんはシングルディスクなのでホースも1本


フルードをキャリパーに圧したいのに ゴムだとリスのホッペタのように膨らんで その力が逃げるからです


ついでに なぜかバイクだとローターと呼ぶ事が多いですが 
車だとディスクと呼ぶ事の方が多いこれ


ようはタイヤと一緒に回転する円盤

電車や車は 熱がこもりやすいので


ベンチレーテッドと呼ばれる 中に空気を取り入れるシステムになってますが


バイクの場合 いつも風を受けるので必要なく

むしろ軽いシングル板を使うようです


キャリパーは 一般的な車では クリップのように挟みこみますが

バイクやスポーツカーなどでは 
先ほど紹介したピストンを押し出す方法で

ピストン 1本で




真ん中で押さえるより


ツーポット(←2本)にした方が


ブレずにシッカリ押さえ込めます

パットを両側からピストンを押し出したら

さらに良いので

対向4ポットとかが車にも多く

今では対向6ポットとかもあります




で、
よく分からないのが カワサキで多い使われている

異形2ポット





なにが良いのかよく分かりません

恐らくは グッと押さえた時に


タイヤの回転の後側の方に
大きく力を加える事で




こんな状態になるのが良いんですかね❓(´・ω・`)