仕事と天気の都合で なにもできてないバリオスさん
現在 ハゲたタンクに とりあえずプラサフを塗って待機中です
ってか プラサフってなんだ?
老犬 ちょくちょく埼玉にいた話をしますが
埼玉北部に ウニクス上里ってのがあるらしい
思えば あの辺も都会になったもんだ……うん(←知らんけど)
そのウニクスがある敷地全部 以前は工場だったんです
そこで造ってたのが ダムの扉体や鉄橋 水管等
公共工事のクソデカイ鉄の加工でした
要は 鉄板買って来て 切ってハツって孔開けて
溶接して組み立てて 出しちゃえ~って感じ
老犬は そこでペンキ塗ってました
もちろん 一般建築の塗装もできますが
そこは かなり特殊な塗装です
まずは 原板納入された時には
プライマー処理をされています
そこから 加工組立てが終わった時点で
プライマー自体は 能力を失い
サビや汚れ、溶接焼けなど グッチャグチャになってるので
エアーサンダーを使ってキレイにします
が❗️ これはあくまでベーシックな工程
より長くもたせたり 特殊な塗装をする場合には
サンダーなど使わず
ブラスト処理をします
知ってる方は サンドブラストを連想するでしょうが
工場では 回収して何度も使えて 仕事の早い
グリッドブラスト です
ちなみに ココのサンドブラストは 外での作業で 砂は使い捨て
小さな鉄の玉で 人を直撃したらヤバいヤツです
作業が終わったら サビが戻ってこないウチに
プライマー処理をします
プライマーとは
たぶんプライマル、最初のって意味かと思いますが
これは 鉄部の処理に使うもので
木部などは シーラーというのを使いますが
サビ止めの効果は 期待できません
これは 糊のようなもので 次の塗装との密着をされる塗料なので
2液性の場合 硬化剤ではなく
添加剤や添着剤と呼ばれるモノを混ぜます
平たく削った表面より ブラストやサビ発生後のザラついた表面の方が密着度は高いです
さらに ここでは 長瀑型と 長持ちさせるモノを使ってましたが
一般では 短瀑型と呼ばれる 3時間以内に次の塗装を重ねなさいっていうのもあります
長瀑の場合 インターバルは6ヶ月
半年を過ぎたら やり直しです
しかも ただ塗れば良いってモンでもなく
標準膜厚 15ミクロとします
これを塗るために たぶん こんなスプレーガンを想像するでしょう
実はエンジンと構造が似てるポンプ
これで 吐出圧力を200㎏以上にして
次のサビ止め塗料へと塗り重ね
上塗りまで少くても5回 塗り重ねて行きます
これはドコの誰かは知りませんが 全く同じ事をしてました
ちなみにたぶん写真用に着替えてると思います
ベーシックなモノで 塗膜厚は120ミクロ
特殊なモノでは1,000ミクロ、つまり1㎜に達するものもあり
水管などでは 一回で500ミクロ以上つける事もあります(←これ出来る人 なかなかないです)
さて、ウンチクより 本題です(*`・ω・)ゞ
ココに サフェーサーは出て来ませんでした
何故なら 美観はソコソコで良いからです
では サフェーサーとはなんぞや?
というと 下塗剤 の事なんです
旧い塗膜や パテなどに吸い込ませたり 凹凸を無くしたりと
ちょっとした 万能塗料なんですけど
実はこれも
サビ止めの効果は強くない❗️
今回 使用したプラサフェは 両方の能力を云わば半分づつ合わせたモノなので
いつも 潮風にさらされるこの辺りは もたない可能性があります
なのでまた サビ止めを買いに行かなくちゃなんです
マフラーにも使えそうな良いモンがあるんですけど……
高いんです(*T^T)
貧しさに負けそうです……