『昨日 ホワイトデーやったやん』
『そやな、よぉけもろたか?』
『いっぱいもろたけどな』
『けど どしたん? 食えるもんないんか?』
『ちゃうよ、一番好きな人おんねん』
『おれ?』
『なんでやねん💢』
『そんな大きく否定せんでも』
『違うねん、一番好きな人がな、明日渡す言うてんねん』
『明日って土曜やん、家までくんの?』
『違うよ、昨日の明日やから今日やで』
『ややこしいねん、初めから今日言うとけ』
『その人な いつもミキから手を振ったら振り返してくれるねんけどな』
『人の話を聞けや…』
『最近 向こうから振ってくれるねん』
『聞く気ないな…』
『告ろかな…』
『それは待て❗️』
『待った方がいいかな?』
『今日 なんかくれるんやろ?』
『うん、手紙も書く言うてた』
『ほらぁ、なんか言うてくれるかもやん』
『そうかな?』
『そらそやろ、後で手紙見せてくれ』
『いいよ』
『えーんかい!』
『うん 見せてあげるわ』
『そんで 付き合う事になったら 他の彼氏どうすん?』
『すてる❗️』
『………冷血やな…』
『あ、でも 毎日顔合わすし、やっぱ気不味いな』
そこに
『あなた 小学4年生? 可愛いからモテんやね』
と、他の利用者が乱入
『うん、ミキ 自分でも可愛いと思う』
『アカンて おばちゃん、そんなん言うたらコイツ調子に乗るから』
『うるさいな』
『ホホホ』
と、言いながら バスは彼女を降ろし
先に進みます
『でもホンマに可愛いねぇ あの子』
と、同乗のジィさんバァさんにはモテてますが
本命の彼氏とどうなったんかは
今んとこわかりません~(o-∀-o)