名もなき偉大なライダー | ゼファオス~アラカンライダー~

ゼファオス~アラカンライダー~

ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

バリオスさんの御先祖様が ZXR250って話で




急に思い出した 人がいます


彼の名前はF君

現在はまだ大阪でタクシーの労働組合の長をしてるハズです


F君がタクシー犬になる前の職業とは

某S社のワークスマシンのテストライダーだそうで

あの 柳川選手の事を


柳川さん などと呼べる人です




話を かなり逸らせます

老犬 バイクレースの事は

実は あまり詳しく知りませんので(←そこをツッコマないように)


車の話で例えます


昔 レーサーの憧れは 日産ワークスに入る事だったそうです

野球で言えば巨人みたいなもの❓




当時 日産ワークスのエースドライバーは

オッパマファクトリーという部所に属してたようで


格下のツーリングカーレースには

開発からテストまでこなす

大森ファクトリーというのが 存在してたそうです


この大森ファクトリーの中に

高橋国光や星野一義 長谷見昌弘など 
やがて日産のエースとして活躍する面々がいました


白い稲妻の星野




一世風靡したトミカスカイラインの長谷見




日本一速い男 星野と




天才長谷見の違いとは




デイトナで 2人の走りをテレメトリーした




F3チャンプの鈴木利男さんによれば

結果的に同じラップタイムで走ってても
まるで違うそうで



雑誌で読んだ事がありますが

どこへ行っても

一発でタイムをだすのが長谷見昌弘

天才と言われる由縁だそうです


対して 星野一義は

練習で 最初にスピンアウトしてから

限界を探っていくんだそうです



スピンやコースアウトして限界を探す



それは

F君のしてた テストライダーの仕事そのもの


『コケてこい!コケなければ限界が分からない!』


新しいパーツを組んだり いろいろ試してみるたびに

そう言われたそうです


バリオスさんの元となる レーサーレプリカ




レーサーレプリカは元となるレーサー






我々が乗ってるバイクって

そうやって生まれてきたんだと思うと


ちょっぴりF君みたいなワークステストライダーや メーカーのテストライダーに感謝しながらも

こんな事考えるなんて 歳とったなぁ…



なんて思っちゃいます~(●´ω`●)