募金箱 | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

朝 一番の仕事の復路


↑写真は潮岬です


平日 毎日利用してる 小学生のミキちゃんです


いきなり

『なぁ、これなに?』

『どれ?』

『これ』




『あぁ、なんか募金箱置いといてって頼まれてるねん』

『ぼきんって何?』

『お金足らんから寄付してくれってこと』

『チャリティーやん』

『なんで 難しめの言葉は知ってるねん?』

『書いたぁるから』

『そぉなん? なんて書いてるん?』(←運転席から見えない)

『変な字やから 分からんわ…』

『めやからだの 変な字』
『じゆうなほうへ』
『あなたのイサンを』

『遺産?』

『違うん?』

『たぶん……』



『え?老犬さんもらうん?』

『なんでオッチャンがパクるねん?』
『パクるんやったら売上金パクるわ』(←町の金)

『だって入ってないやん』

『入れる人おらんって考えれんかな?』

『え?老犬さんせぇへんの?』

『俺ら 最後でいぃねん』

『そんなんズルいわ そんなんいうたらミキもしたくなくなるやん』

『え?ミキするん?』

『ぼきん? ミキ募金した事ないもん』

『赤い羽根とか した事ないか?』

『あ、アレそうなん? いっぱいお金出したから いっぱい羽根もろたよ』

『あ、そう… ちょっと違うけど それや』

『じゃあ ミキも入れるから お金ちょうだい』

『なんでやねん❗️』





そこで 次の利用者さんが 乗車してきました

『所で ミキ 今日は待合場所でいいんか?』

『いいで、なんで?』

『スクールバスに乗り換えるんイヤな時ある言うから』

『あぁ 今日 焦げパンちゃうし』

『焦げパン?』

『うん、あのスクールの運転手、焦げパンみたいな顔やろ?』

『確かに…』(←あまり知らない)

『なぁ、時間通りに着くん?』

『ん? アソコは1分遅れるかな?』

『アカンやん…ちゃんと行ってよ』

『いいねん、アソコは遅れてちょうどいいねん』(←後々早くなってしまうから)

『Nさんやったら2分ぐらい早く着くのに』

『それ絶対したらアカンやつやから』



さりげに チクりを入れてくれながら

降りた後は 利用者全員に手を振ってくれるので

この子と喋ってても
苦情はでません~(●´ω`●)