最近チョイチョイ登場していた
中古シート、通称「焼きナス」の末路がコチラ♪
作業工程を綴る前に、何故シート加工を思い立ったのか…という話から。
バンバン200のシートは
座面が広くて肉厚、座り心地も良くて特に不満は無かったんですけど。
タンクの上に乗っかっている個性的なデザインが少々野暮ったい気がしてきたのと、目立ち過ぎるブルーカラーも飽きてきた感があって。
普通の黒いシートも欲しいな…
と思い始めたのが、そもそものキッカケでした。
そんな時、ふと某オークションで見つけた
開始価格が安かったので、遊び半分で入札したら…そのまま落札(笑)
加工は業者さんに依頼しようと思って、色々調べてみたんですが。
なかなかのお値段に躊躇…
だって
まあ、工賃と比較するのは間違いですけど…何となく気分的に腑に落ちなくて。
そうこうしているうちに
宙に浮いた焼きナス
よし!ダメ元で遊んでみよう♪
という訳です(笑)
フラットシート加工の工程は、シートベースのタンクに乗っかっている部分とサイドをカットして、ウレタンを削って薄くした後、表皮を張ります。
目標としては…
こんな感じのスタイリッシュなフォルムを目指します♪
話が逸れますが…
バンバン200の純正シート形状は2パターンあって、NH41Aの2003年2月・ZK3モデル(NH41A-104056〜)から変更になりました。
変更前のタンクは、乗っかっているシートに合わせて凹むような形状になっているのと、シートの前縁を引っ掛ける突起があるので
話を戻して。
まずはベースの加工から
そして
加工前のウレタンと合わせると
ここからウレタンの加工に入ります。
準備した工具はコチラ
あんこ抜きの定番アイテム…らしい♪
平刃と中丸刃があるんですが、どちらが良いか分からなかったので…とりあえず替刃で両方準備。
まずは、アラカンの実力を確認
けど、削る量が多いので…最初からコレでは埒があかない(笑)
ある程度のところまでは
コレはアレだな…
原木から生ハムを切り出してる気分(笑)
先端部分は大胆に
チョキン!
気がつけば…
まだ荒削りの段階ですが
厚みが減る分、縁に向かって自然に丸みを帯びるように削ります。
カッターナイフでの荒削りは
ここからいよいよ
…が!
ウレタンの削りカスが凄まじい(泣)
という訳で
家の中でやったら、絶対家族からクレームきますよ…コレは(笑)
さてさて。
黙々と削り作業を進めて
更に作業を続けて…
180番のペーパーで細かく整えて
削り終了!
はい、続いて表皮張りです。
使う表皮は
オークションで送料込み1500円位でした。
今まで表皮の張り替えはやった事ありますが、車種専用のものばかりだったので…平面の表皮を張るのは初めて。
間に防水シートゴミ袋…(笑)を敷いて
生地自体に弾力があるので結構張りやすいけど、刺さりにくいのかタッカーの打ち損じが多くて難儀しました。
う〜ん…
なるべく表面が波打たないように、生地を寄せながらタッカーを打っていき。
ワタクシの技術ではコレが限界!(2回目)
そんなこんなで。
仕上がりはこんな感じ♪
多少ウレタン加工が雑でも、表皮を張ったら何とかなるかな?と思いましたが…何ともなりませんでしたとさ(泣)
まあ、気を取り直して。
バンバン君に付けてみると
何かこう…シートの自己主張が減って普通のバイクっぽくなりました(笑)
座った感じでは、ウレタン加工のボコつきは全く分かりません。
それに、かなりウレタンを削ったのに座り心地もそんなに悪くないかも。
HEAVEN'S のフラットシートは
コレで遠出したら尻痛に悩まされそうなので、今回製作した自作フラットシートにも活躍してもらおうと思います♪
さてさて。
今回、初めてシート加工に挑戦しましたが…この記事を読んで「自分もやってみよう!」と思った方に素人なりのアドバイスを。
1. ウレタンの削りカスが半端ないので、あんこ抜き作業は屋外でやった方が良いかも。(エアーコンプレッサーがあると◎)
2. アラカンは平刃が使いやすい。中丸だと平面がなかなか出せない。
3. ウレタンの削り仕上げは妥協せず。表皮を張ったら誤魔化せるかな?と考えがちですが…余計目立ちます(笑)
4. タッカーはとにかく強力なものを!打ち損じはストレスになります。針の先を削って尖らせたりCRCを塗っておく…なんて技もあるようですが、僕はエアータッカーが欲しくなりました。
こんなトコロかな?
作業的にはそんなに難しく無いんですが、やはりキッチリ綺麗に仕上げようとすると大変ですね。
業者さんのHPを見てみると、さすがプロの技術だな…と感心してしまいます。
それにしても
という訳で。
この話、続くかも(笑)
以上「バンバン200 フラットシートを作ろう♪ (シート加工 あんこ抜き)」のお話でした。