バンバン200 フラットシートを作ろう♪ (シート加工 あんこ抜き) | 西風日記

西風日記

素敵なバイクライフの忘備録♪

最近チョイチョイ登場していた
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中古シート、通称「焼きナス」の末路がコチラ♪


作業工程を綴る前に、何故シート加工を思い立ったのか…という話から。

バンバン200のシートは
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座面が広くて肉厚、座り心地も良くて特に不満は無かったんですけど。

タンクの上に乗っかっている個性的なデザインが少々野暮ったい気がしてきたのと、目立ち過ぎるブルーカラーも飽きてきた感があって。

普通の黒いシートも欲しいな…

と思い始めたのが、そもそものキッカケでした。

そんな時、ふと某オークションで見つけた
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中古シート(焼きナス)♪

開始価格が安かったので、遊び半分で入札したら…そのまま落札(笑)

加工は業者さんに依頼しようと思って、色々調べてみたんですが。

なかなかのお値段に躊躇…

だって
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純正の黒タックロールシート(K8モデル・俗に言うモスラシート)が新品で17000円程ですからね。

まあ、工賃と比較するのは間違いですけど…何となく気分的に腑に落ちなくて。

そうこうしているうちに
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焼きナスを完全無視して、HEAVEN'S のフラットシートを購入してしまい…(笑)

宙に浮いた焼きナス
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このまま捨てるのも何だかねぇ…

よし!ダメ元で遊んでみよう♪

という訳です(笑)


フラットシート加工の工程は、シートベースのタンクに乗っかっている部分とサイドをカットして、ウレタンを削って薄くした後、表皮を張ります。

目標としては…
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(ネットから拝借)

こんな感じのスタイリッシュなフォルムを目指します♪


話が逸れますが…

バンバン200の純正シート形状は2パターンあって、NH41Aの2003年2月・ZK3モデル(NH41A-104056〜)から変更になりました。
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タンクの形が変わったので、それに伴いシートベースも変更になったようです。

変更前のタンクは、乗っかっているシートに合わせて凹むような形状になっているのと、シートの前縁を引っ掛ける突起があるので
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タンクに乗っかった部分を切り取ってしまうと、ちょっとカッコ悪いかも知れませんね。


話を戻して。

まずはベースの加工から
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タンクに当たる前縁とサイドのフレーム位置を確認しながら、カットラインを決めます。

そして
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糸ノコでカットして…

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切断面をヤスリで整えます。

加工前のウレタンと合わせると
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こんな感じ♪


ここからウレタンの加工に入ります。

準備した工具はコチラ
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「アラカン」という、メッシュ状になっている粗めのヤスリです。

あんこ抜きの定番アイテム…らしい♪

平刃と中丸刃があるんですが、どちらが良いか分からなかったので…とりあえず替刃で両方準備。

まずは、アラカンの実力を確認
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スゴイ!気持ち良くガリガリ削れる!!

けど、削る量が多いので…最初からコレでは埒があかない(笑)

ある程度のところまでは
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カッターナイフで削ぎ落としていきます。

コレはアレだな…
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原木から生ハムを切り出してる気分(笑)

先端部分は大胆に
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チョキン!

気がつけば…
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ガレージ内がウレタン屑で散らかりまくり…(笑)

まだ荒削りの段階ですが
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ベースの形状が変わっている前縁部分と

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両サイドの整形は気を使います。

後端のベースはカットしてませんが
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厚みが減る分、縁に向かって自然に丸みを帯びるように削ります。

カッターナイフでの荒削りは
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こんな感じで終了♪

ここからいよいよ
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アラカンで仕上げていきます。

…が!

ウレタンの削りカスが凄まじい(泣)
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季節柄、静電気を帯びてるので…手で払ってもドンドンまとわり付いてきます。

という訳で
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小まめにエアーで吹き飛ばしながら作業を進めます。

家の中でやったら、絶対家族からクレームきますよ…コレは(笑)


さてさて。

黙々と削り作業を進めて
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大分良い感じになってきましたが、光にかざすとまだボコついているのが分かります。

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縁の部分は綺麗に仕上がってきました。

更に作業を続けて…

180番のペーパーで細かく整えて
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削り終了!
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ワタクシの技術ではコレが限界…(笑)


はい、続いて表皮張りです。

使う表皮は
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エンボス加工ノンスリップシート♪

オークションで送料込み1500円位でした。

今まで表皮の張り替えはやった事ありますが、車種専用のものばかりだったので…平面の表皮を張るのは初めて。

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間に防水シートゴミ袋…(笑)を敷いて

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まずは前後、次いで両サイドを仮止め。

生地自体に弾力があるので結構張りやすいけど、刺さりにくいのかタッカーの打ち損じが多くて難儀しました。

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とりあえず、ぐるっと1周完了!

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余分なトコロをカットします。

う〜ん…
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角部分の処理が難しいです。

なるべく表面が波打たないように、生地を寄せながらタッカーを打っていき。

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こんな感じ♪

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後端の角はシートの重なる部分が少し表に出てしまったけど…

ワタクシの技術ではコレが限界!(2回目)


そんなこんなで。

仕上がりはこんな感じ♪
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素人の初作業にしては上出来?

パッと見は綺麗なんですが、手で触ると微妙に凸凹を感じます。

多少ウレタン加工が雑でも、表皮を張ったら何とかなるかな?と思いましたが…何ともなりませんでしたとさ(泣)

まあ、気を取り直して。

バンバン君に付けてみると
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おぉ、良いね!スタイリッシュ♪

何かこう…シートの自己主張が減って普通のバイクっぽくなりました(笑)

座った感じでは、ウレタン加工のボコつきは全く分かりません。

それに、かなりウレタンを削ったのに座り心地もそんなに悪くないかも。

HEAVEN'S のフラットシートは
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ウレタン自体が硬くて、座り心地が微妙なんですよね…。

コレで遠出したら尻痛に悩まされそうなので、今回製作した自作フラットシートにも活躍してもらおうと思います♪


さてさて。

今回、初めてシート加工に挑戦しましたが…この記事を読んで「自分もやってみよう!」と思った方に素人なりのアドバイスを。

1. ウレタンの削りカスが半端ないので、あんこ抜き作業は屋外でやった方が良いかも。(エアーコンプレッサーがあると◎)

2. アラカンは平刃が使いやすい。中丸だと平面がなかなか出せない。

3. ウレタンの削り仕上げは妥協せず。表皮を張ったら誤魔化せるかな?と考えがちですが…余計目立ちます(笑)

4. タッカーはとにかく強力なものを!打ち損じはストレスになります。針の先を削って尖らせたりCRCを塗っておく…なんて技もあるようですが、僕はエアータッカーが欲しくなりました。

こんなトコロかな?

作業的にはそんなに難しく無いんですが、やはりキッチリ綺麗に仕上げようとすると大変ですね。

業者さんのHPを見てみると、さすがプロの技術だな…と感心してしまいます。


それにしても
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う〜ん…見れば見る程、惜しい仕上がり。

という訳で。

この話、続くかも(笑)


以上「バンバン200 フラットシートを作ろう♪ (シート加工 あんこ抜き)」のお話でした。