バイクのユーザー車検を受ける上で、1番問題になるのが「光軸調整」です。
キチンと調整するためには、専用のテスターが必要になりますが…個人レベルで持っている方は皆無でしょう(笑)
壁に投影して調整する方法が一般的ですが、正確に合わせるのは難しいです。
運輸支局の周りには、テスター完備の整備工場(俗に言うテスター屋さん)が多くあるので…事前に持ち込んで調整してもらえばいいんですけど。
自分で調整出来るなら、それに越した事はありません♪
というのも…
職場のゼファー1100乗りの先輩から
「俺、自分でやってるけど1回も落ちた事無いよ!」
という驚きの発言が飛び出しまして(笑)
どうやってるのか教えて頂く事に。
まず光軸の基準ですが…ハイビームで10m先を照らした時に、光の中心が下図の範囲にあればOKのようです。
左右は27cm以内、上下はライトの取付高さを基準として上向きに10cm・下向きはライト高の20%(1/5)以内。
ゼファー君のライト高さは87cmだったので、下向きの許容は17.4cmになります。
意外と広い感じもしますが、ライト角度の調整範囲としては…
余談ですが…光軸の検査基準は昨年9月に改正されて、1998年(平成10年)9月以降に作られた車両はロービームで測定する事になったそうです。
ハイビームの場合とは許容範囲も異なり、他にも複雑な話があるみたいなので…コチラも省略。
ゼファー君は平成9年生まれなので、これからも普通に?ハイビーム検査でOKです(笑)
さて、細かい話はここまで。
教えてもらった光軸調整のやり方ですが…
※ 平坦で正面に壁がある場所で行います。
1. ヘッドライトの高さを測定して、壁の同じ高さに印を付けます。
2. バイクに跨ってハンドルを真っ直ぐにします。
3. 出来るだけ正面の壁に近づきます。
4. ライトを点灯して、光の中心と印の高さが合っている事を確認します。
5. 光を見ながら真っ直ぐ下がります。
6. 光が動いたら、その方向に光軸がズレてるので調整します。
7. 後ろに下がっても光が動かなくなるまで、調整を繰り返します。
「細かい寸法なんてどーでもいいんだよ!要は下がってもズレなきゃド真ん中って事だろ?」
…という、豪快な理論に基づいているみたいです(笑)
うちのガレージ前は狭いので、3m程しか下がれないんですが…