【回想】タンクキャップ分解清掃 | 西風日記

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素敵なバイクライフの忘備録♪

ロードサービスを呼んで赤っ恥をかいてしまったその後、症状から原因を特定しようとネットで調べまくりました。

突然アイドル不安定からのエンスト・セルは回る・プラグコード触った・タンクキャップ開けた・雨降ってた(…関係あるかな?)

状況をまとめるとこんな感じでしょうか。結論としては、どうやらオーバーヒートかガス欠の症状みたい。

でも、ガソリンは前日に入れたばっかりでタンクの中を確認した時も間違い無く入ってました。オーバーヒートは走り出して10分位だったからありえない。

キャブか燃料コックもしくは負圧ホースが怪しいという意見も多かったんですが、そうなるとほぼ何もしないで復活した理由が分からない。

そんな中、気になる記事を発見。

「タンクキャップの通気口が塞がると、ガソリンの落ちが悪くなる」

なるほど…バイクの燃料タンクは転倒時にガソリンが漏れないように密閉構造になってるんだけど、完全に密閉するとタンク内の圧が抜けずにガソリンが出なくなるので微妙に通気口を設けてあるらしい。

プリンのふたを開けて逆さまにしても落ちてこないのに、裏面のプッチンを折って底に空気を入れると落ちてくる原理ね。

燃料が入ってるか確認のためにキャップを開けたから症状が改善した…と。話のつじつまが合います。

原因はこれだ!早速タンクキャップの分解清掃開始です。

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タンクキャップは7本の六角ボルト(5mm)と1本のプラスネジで止まってます。外すと丸ごとパカッと取れます。ネジをタンク内に落とさないように慎重に…。

外した後はタンク内にゴミ等が入らないようにフタをしますが、100均のマグネットトレイがピッタリでした。
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回想録なので中の分解写真がありませんが、縦に並ぶ2つの穴と鍵穴がゴムの弁や曲がりくねった細い通り穴で繋がっていて通気を確保しています。

真ん中の2本のビスを取ると、キャップの中身がバラバラになります。細かい部分が多く、よく覚えながらバラさないと組み上げる時に分からなくなります(←経験者談)

あまり汚れていませんでしたが、徹底的に部品を洗浄しながら組み上げました。

ちなみに、タンクキャップを外した後に見える給油口の端にある穴は通気口ではありません。最初僕は勘違いして「詰まってないじゃ~ん!」とか思いながら、この穴をエアーで吹きまくってました(笑)
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この穴は右裏のドレーンから車体右側に繋がってます。水抜き穴ですね。
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作業前に症状は改善してたので効果の程は分かりませんでしたが、その後も同じような症状が数回出た事があります。

いずれも雨の日です。止まってキャップを開けると復活します。雨の水分で通気口が塞がっちゃうのかも知れません。

最近は慣れたもので、怪しくなったらタンクキャップを上からパンパン叩きます。大抵治ります(笑)

同じタイプのタンクキャップを使ってるZZRシリーズとかも同じ症状が出るみたいです。持病みたいなものですが、原因も対処方法も分かれば特に問題無いですね。