人類史の中における火星に関する考察 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

火星は「火」です。

 

そして火は、人類の歴史の中で、革命的な出来事を生活に持ち込んだはずです。

なぜなら、焼く、煮るとかいった火を使った調理を可能としましたし、そうすることで生食以外の食生活が開けたわけです。

 

この違いは、とてつもなく重要なはずで、食中毒の危険をすごく下げることができます。

 

つまり生死の境界線にかかわっていたわけです。

 

冥王星が発見される以前、火星は蠍座の支配星で、人の生死にもっとも深く関わっていた星でした。

 

むろん冥王星が発見されたのは、人類が火を使う時期とは無関係です。人類史の中では発見は最近のこと。人類が火を使うようになったのは大昔。

 

むしろ、冥王星発見は絶滅や破滅などの、人類究極の火(原子力と核)に関わっています。

これは「個人の死」ではなく、「人類の死」「よりグローバルな死」に関わっています。

 

しかし、冥王星が発見された以後でも、火星は本来、人の生死に密接な関係を持っています。

 

戦争、ありとあやゆる兵器、爆発、事故、火災。

 

そして、これらの出来事は、いつも人類の文明的な発展に関わってきました。

よく戦争が人類の文明を促進してきた、とか言われますが、これは客観的な事実としてあります。

 

「文明の利器」と呼ばれるものの多くは、戦争という出来事があるからこそ生まれたと言われるものも多い。

私たちが日常に使っているものの多くも。

 

そのテクノロジーの多くは、火星に関わっていますし、現代人の寿命は延びていますが、これは外科手術(火星)の発展と大きな関連があります。

手術によらずとも、世の中に存在する多く技術は火星そのものです。

 

つまり、火星は冥王星の存在の有無にかかわらず、私たちの日常の中で生死の境界線に存在している重要な天体なのです。

 

 

よく原子力エネルギーに関して、ギリシア神話に結びつけられ、「プロメテウスの火」などと表現されることもあります。

これは強大な効果を持ちながら、相当のリスクを持つ力の象徴なのですが、絶滅兵器の核(冥王星)が出現する以前は、火星がこれを象徴していました。

 

 

太陽、月、水星、金星は「個人天体」と言われます。

個人が日常的に使う星。

 

一方、火星を個人天体に分類するか、木星や土星とともに社会天体に分類するかは、研究者によって意見が分かれるところです。

私は個人天体で良いと考えているのですが、火星はそもそも人類が発生して、大分後になって使われ始めたものです。

 

火を。

鏃や斧を(最初は石器としての武器、やがては鉄の武器)。

 

もちろん、火星には筋肉という意味もありますので、最初から使われていた。

でも、とくに「火」というポイントに絞って考えると、火の有用性の発見、火のおこし方の発明、などは、非常に画期的な出来事で、それは筋肉を使うなどというものとは、まったく異なる人類の節目であったと考えられます。

 

それは、時に命脈を絶ちきったり、逆につないだりするものだった。

 

今でも火星は、私たちの生活や社会の中で、同じような機能を持ち続けています。

 

火星が今、荒れていますので、火星の過去の効能に感謝を捧げつつ、沈静を祈ります。

 

 

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