傲慢になると嘘もつく |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
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久々に体重が62㎏台に落とせてうれしいゼファーです。

今の体重で大きな問題はないのですが、やはり、もうちょっとだけ絞りたいよな~~~

とか思いながら、こないだ、スーパーで(養殖の)鮎を買ってきて、塩焼きにして晩酌のともにしました。(笑)

 

単純ですしね。

焼くとか、塩だけ! とか。

男の料理です(なんていうと、できる男子からの批判が集まりそうですね。たんに奥さんが仕事の日、自分でさっさとできるおつまみを作っているだけのことなので、深い意味はありません)。

 

ちょっと、ある会話の中で、「鮎」が出てきて、「そういや~、スーパーで見たな~。今年はまだ食べてないな~」と買ってきた次第。

 

季節ごとの食材というものに、わりと敏感なのは、ホテルのレストラン勤務が長かったこともあります。

 

あの時期、本当にいろんなことを勉強しました(食材とか調理方法ばかりではなく、以下の本質的なこと)。

 

ああいう業界では、なるべく早い時期に季節の食材を使う、という傾向があります。

たとえば春になると、鰆(さわら)とか。

瀬戸内(とくに岡山)では鰆がよく食されるのですが、鰆という字(さかなへんに春)そのままに、春が忍び寄ってくると、さっさと鰆のポアソン(魚料理)がメニューに載ったりします。

 

しかし、鰆は本当は回遊魚なので、瀬戸内に入ってくるのは、春が訪れてだいぶ後だったりするのです。

岡山では鰆はよく食されるので、いかにも地物です~みたいな印象で供されているのですが、ああいう業界では、よくよく勉強しておかないと、お客様に突っ込まれて冷や汗をかくこともあります。

 

「地獲りの鰆のポアレです」と、キリッとサービス。

「瀬戸内にはまだ入ってないでしょ」と、お客様。

みたいな。(^▽^;)

 

実際、↑のことはリアルにあったお話。

私も厨房から説明されていた「地獲り鰆」というのを鵜呑みにして説明していたのですが、ちゃんとそういうことを知っているお客様がいらっしゃって、指摘されて確認すると……

 

「ああ、本当は(今の季節は)長崎沖」と、厨房。

 

オイッ!! (−_−#)

 

そのことがあって以降は、厨房の出してくるお品書きにも懐疑的になりました。

お客さん、だましてどーすんの??

信用落とすだけでしょ。

 

まあ、その当時の厨房のメニューと、実際の料理はかなりうまかったんですよ。

食材もいいもの使っていましたし。

だからこそ、嘘はいけない。

 

そのときの厨房スタッフの考え(主にメニューを書く人)では、

「地獲りとういうほうが印象がいいし、本当のところなんか、わかりゃしないだろ」

という、いわばお客様を馬鹿にした考えであったのだろうと思います。

 

しかし、その「どうせわかる人間なんていりゃしない」というおごりの嘘が、致命傷になりかねないのが飲食業です。

特に現代では。

 

またたくまに情報が拡散する。

 

 

こういうのって、政治家やマスコミに顕著に見られます。

 

「こういっときゃいいだろう」「どうせすぐ国民は忘れる」「ごまかしときゃ、本当のことはわかりゃしない」

「自分たちが世論を誘導できる」「電波でながせば、それに民衆は感化される」

 

そうじゃないんですよね。

じつは。

とっくに。

 

私たちはもう、とっくの昔に、そういうことを言ったり態度で表す人間の本音を透かして見るだけの情報や経験、知識を持っていたりする。

 

傲慢になると、そんな当たり前のことも認識できなくなったりする。

 

本日の記事は自戒でございます。

 

大学の講義で、「この程度の説明で納得するだろう」とか。

占星術の鑑定で、「そこまで説明しなくても結論を渡せばいいだろう」とか。

 

いや、実際、占星術の解説では、あまりに専門的すぎて、くどくど説明したら時間の無駄になることもありますし、占星術講座の中でしか伝授できない情報については説明しないということもありますが。

 

正直であること。

その時々に真剣に向き合うこと。

でなければ、一つの過ちが全体の否定につながること。

 

この実にシンプルで、当たり前の現実を、接客の現場で肌身で感じられたことは、今の私にとっての財産だと思います。

 

占星術師として旗揚げした後、わりと早い段階でいろいろな局面に配慮できたというのも、この経験がすごく、大きく、ものを言っています。

あの業界で長く働いたことは、まったく無駄になっていない。

 

だからこそ、今一度。

こういった初心を思い出しておきたい。

 

東京鑑定の前に。

7期講座のスタートの前に。

 

あることが日常になってしまうと、感謝も謙虚も忘れてしまうことがある。

でも、今ある日常は、かけがえのないもの。

多くのものと引き換えに、一つ一つ積み上げてきたもの。

 

当たり前の日常がある幸せ。

 

そこへの感謝があれば、周囲の人への対応は変わる。

 

 

それと。

 

いい加減。

嘘。

 

それは、ここしばらく日本に強く働く海王星の資質の一つ。

その方向性で呑まれるか。

よい方へ昇華するか。

 

そこは皆さん次第です!

 

 

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