風(情報)の怖さ |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昼間は、記事作成途中で失礼しました。

 

本日、書こうかなと思っていたことを、あらためて。

 

 

平昌オリンピックで、特定の選手がネット上で攻撃されるということがありました。悲しむべきこと……

 

インターネットは恐ろしいですよね。

 

ネットで、特定の人物を標的にしてバッシングする風潮が、日本でもずいぶん前からあります。

時には、誤解で無実・無関係の人が標的にされ、社会的に抹殺されたり、意図的に流された偽情報に感化された人々によって攻撃対象にされたり。

 

情報社会でのリンチ。

 

マスコミも、誤解でバッシングされた人物の被害を、時に取り上げることがあり、「こういったことは慎まねばなりませんね」とメッセージとして発することはあるのですが、

 

そういうのを見るたびに思うのが、

 

「そういう風潮を作り出してきたのは、他ならぬあなたたちでは?」

 

と思ってしまいます。

 

そう、もう何年、十何年も前から。

 

子供が親の背中を見て育つように。

情報の取り扱い方の見本を、もうずっとメディアが国民にすり込んでいる。

 

悪いことをした人間は、徹底的に叩いて良い。

 

インターネットが普及するのとシンクロして、標的にできる人物をつるし上げ、とことん叩こうという、その見本をメディアが全体として、日夜、繰り返しすり込んできた。

 

むろん責任を負い、制裁を社会的に受けるべき出来事や立場というのはあります。

この記事は、たとえば犯罪加害者を擁護する意図ではありません。

加害者を、この法治国家の枠外で過剰に責めるという意図もありません。

誤解なきように。

 

 

私はアナクロ的な人間です。

自分の見たもの、確認できたものが一番安心します。

 

そんな私でも、マスコミの報道に踊らされたことがあります。

この人はクロだろうという前提で、記事を書いてしまったことがあります。

 

今ではこれは、とても後悔していますし反省しています。

人に尻馬に乗って、情報発信することは怖い。

本当に怖い。

 

できるかぎりニュートラルでいようと思っていたのですが、そのときの風に呑まれてしまう。

自分を見失うということが、あるのです。

「あ、そうなんだ」みたいに、簡単に受け取ってしまうことが。

 

深い考えもなしに。

 

私は実名でこのブログもHPも作成しております。

要するに、ここで発信することは、すべて我が身に跳ね返ってきます。

 

しかし、過激な攻撃発信のほとんどは「匿名」です。

ネット上の誰かわからない自分。

 

だから、どのようなことをいってもわからない。

 

その安全圏からの攻撃。

 

これこそが、真の恐怖の根っこだろうと思います。

 

 

私は、未来における究極的なネット上のやりとり、それはすべてオープン、実名で良いと考えています。

言葉を発する責任を、一人一人が負う。

 

匿名だからこそ救われるという場も必要で、それはそれなりのセッティングを考えれば良いこと。

 

今はネットというアイテムが、無制限に解放されるプロセス。

メディアも。

 

しかし、それでは守られるべきものも守られないという時代が、わりとすぐ近くに来ていると思います。

 

これ、比較的早いのではないかと考えています。

私が今生を終えるくらいまでには。

 

 

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