占星術やタロットによる予測記事を読まれる方は、ご理解いただきたいことがあります。
(他のホロスコープ関連記事も同様ですが)
まず、これはいつも申し上げておりますが。
何か世の中の悪いこと、不安になることなどを知ると、よりいっそう不安感や恐怖心が強くなる方はお読みにならないでください。
もちろんよいことも書くつもりですが、現実の日本と国際社会の状態を見ても、明るい情報だけを発信できるわけではありません。
そして、より深く理解していただきたいことがあります。
私がホロスコープから読み取っているのは、人が認識する出来事です。
「出来事」と「人が認識する出来事」は、同じことではないかと思われるかもしれませんが、じつは大きな違いがあります。
出来事というのは、この場合、ただの客観的な出来事です。
重大な事故、大規模火災、戦争やテロ、地震や火山噴火、様々な風水害、干ばつ、隕石や人工衛星の落下……これらは出来事です。
しかし、ホロスコープにはそういった〝結果〟が表現されるわけではないのです。
たとえば地震であれば地震を目の当たりにした人々が抱く認識が、ホロスコープに表示されているのです。
そして、それはかならず地震という表現を取るわけではありません。
別な表現もあり得るのです。
たとえば火星は、もっとも戦争やテロに関わる星ですが、かならずそのハードアスペクトで戦争が起きるわけではありません。
火災の多い時期になったり、重大な交通事故や鉄道事故が起きるという可能性もありますが、火星の暗示はかならず存在しています。
ホロスコープによる未来観測というのは、見てきたように未来の映像を先取りするものではありません。
かならず、その天体や星座の意味による〝揺らぎ〟があり、それは結果そのものを提示しません。
おそらくこの時期に、人々は火星に関する重大な何かを〝認識〟しているはずで、火星と海王星のハードアスペクトであれば、コンビナート火災かもしれないし、海上交通の問題として海難事故かもしれない、あるいは火星業界である自動車や鉄鋼業界の不正かもしれない、またはスポーツの世界で発生する不正……などと、推理するというのが、ホロスコープから未来を読み取る作業になります。
最先端の量子物理学では、世界は非常に不安定で、人が認識したときに初めて明確な〝形〟になる、というところへたどり着いています。
それと同じなのです。
未来は曖昧に漂っています。
通常、この未来は予測不能なはずなのですが、ホロスコープを通じて観測した場合、ある天体や星座、またアスペクトなどの様相から、どういった傾向の出来事がどのあたりで起きえるかということは、若干絞り込めてきます。
ただし、結果そのものではなく、人々がその出来事を目の当たりにして、どのように〝認識〟しているか、というワンクッションが必ずあり、その認識を逆算するというのか、遡って推定する……
10年後のこの時期には、こういう様相がホロスコープにあるが、この時期の人々はこれらの星々の関係性から、おそらく〇〇か〇〇などの出来事を目の当たりにしているのではないか……
というような、推定作業をしているのです。
その人々の〝認識の揺らぎ〟の範疇では、ホロスコープは常に正直である、ということを私は感じています。
でなければ、そもそもこうした場で、情報公開は致しません。
防災の一助に、心構えのために、という、きわめてささやかなものにしかなりませんが、そのちょっとしたことが、大難を小難にすることもあろうかと思います。
だから、このブログで情報を発信しています。
(個人的な領域では、自分がこの時点で、チャートをどう読んでいたかという記録、メモみたいな意味もあります)
したがって、これは予言でもなければ未来透視でもない。
お間違えなきように。
単なるホロスコープの観測であり、そこから私がいろいろ推測しているに過ぎません。
まして個人の運勢以上に、この現代社会の複雑な要因が多数絡んでいます。
個人以上に多様な表現があり得ます。
当然、上記の揺らぎもあれば、当たり外れもございます。
何卒、寛容の精神で、お読みくださいませ。
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