じつは今回の伊勢・熊野行きには、仕事上どうしても果たさねばならない理由がありました。
それについてはここで今、明かすわけにはいかないのですが、完成した暁には必ずご報告いたします。
そしてそれとは別に、今回、2014年3月に上演した市民創作ミュージカル「ヤオヨロズ」のDVDを、熊野三山にそれぞれ御奉納するということも考えての旅でした。
※「ヤオヨロズ」は私が脚本を執筆いたしました。またノベライズしたものが、こちらにフリー閲覧でUPされております。古代と神話が融合したスピリチュアル・ファンタジーです。
伊勢からの順路だと、まずは熊野速玉大社ということになります。
奥さんと息子、娘がくぐっていきます。
たしかに言われてみれば、少しユーモラスな感じも。
なのですが。
このとき、いきなり娘が泣き出す……
理由もなく。
何か自分の中から、わーっと沸き立ってきて、涙が止まらなくなったと。
普通だと「どど、どうしたの」というところかもしれないのですが、私も妻も、どちらかというと「まあ、そういうこともある」という感覚で、「ああ、そうなの」みたいな。(笑)
娘にとっても、何か特別な意味のある場所だったのかもしれません。
じつで、これで終わらず。
あとで社務所にDVDをお届けに上がり、神話のミュージカルであり、これをご奉納に来たということをお伝えしたところ、巫女様と、すぐにそばにいた宮司様が、時間があれば御祈祷をしてくださると、ご厚意をお示しくださいました。
まことにありがたいお話なので、家族四人でDVDをお供えした形でお祓い、ご祈祷をしていただけました。
なにかこういった文化活動にも関心をお持ちの宮司様なのか、その後も少し私のしている活動などについて、お話しさせていただき。
「ヤオヨロズ」と熊野三山はかかわりが深いはずで、ミュージカルの中にスサノヲ、イザナギ、イザナミの御三神が登場しています。
熊野速玉大社では
熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)=イザナギ
熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)=イザナミ
家津美御子大神(けつみこのおおかみ)=スサノヲ
がお祀りされています。
宮司様のお話では、スサノヲである家津美御子大神を中心に祀っているのが本宮であると。
次に向かうところです。
なんと、帰りには白木の長寿箸まで人数分下さり……
娘はこの本宮の雰囲気を、地元の林という場所にある日本第一熊野神社と似ているし、また出雲にある熊野大社とも似ていると言いました。
実際、地元にある熊野三山は、役行者の高弟たちが流されてきて、児島に新しい霊地を開いたものとの伝承がありますので、似ていて当然でしょう。
熊野と私たちの地元は因縁浅からぬものがあるのです。
もちろんここでもDVDはご奉納いたしましたし、次の熊野那智大社でも同じです。
この鳥居に至るまでにかなり長い石段があります。最初から飛ばしていた息子は途中で息切れ。(笑)
意外に娘がどんどん上がっていきました。普段はひ弱なのに。(笑)
途中で止まったらアウトだと思って、頑張ったらしい。
日本最大の滝。
このお姿は、先日、動画でUPしておきましたので、お楽しみください。
→こちら
そうして私たちは帰路についたのです。
あ、いや。
じつはお昼ご飯も抜きで回っていたので、その後、串本の回転寿司へ。
熊野三山を回るまでは、奥さんに運転を頑張ってもらったので、その後は私→娘→私が交代でドライブ。
帰宅したのは、もう深夜でした。
充実の旅。
こんな家族四人での旅、これからそうそうはできないだろうな~。
それぞれに仕事がありますし。
良い思い出となりました。
ありがとう、伊勢。
ありがとう、熊野。
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