今後の世界経済について |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

今年ももうあとわずか。

少しずつ家の掃除などしたりして、新年を迎える準備をしているゼファーです。



今日は少し、未来の世界経済について書いておこうと思います。

これまでの全体、そして個別の国の運勢などを通読していただいたらお分かり頂けるかと思いますが、2015年の経済は全体に低調です(乱高下する側面もありますが、全体には低調)。

その主因は、おそらくロシア(そしてロシアからエネルギー供給を受けてきたヨーロッパも付随して)と中国だと思われます。

チャートだけから判断すると、アメリカ経済の好況はしばらく続くと思われ、言えば独り勝ちの状態に近いかもしれません。

しかし。

皆さんもよくお分かりかと思いますが、世界の経済はつながってしまっています。

つまりどこかだけ良い状態でも、全体としては維持されないどころか、ある部分が決定的に悪化することで、その不安やパニックが連鎖して広がるというのが、今の経済のシステムです。

株価しかり、為替しかり。

私は占星術師の立場からかねがね疑問に思っているのですが、現在の経済システムには決定的な欠陥があるように思えます。

要するに投資家たちの気分で左右されてしまうシステムだということなのです。

これは占星術で言うと、海王星的な状態です。

海王星は個人に影響を与える時も、非常に不安や意識の拡散という、まったくあやふやな状態を作り出します。
結果、性質や人生そのものが安定的ではなくなってしまう。

世界経済の成長と安定とか、よく言われますが、今のシステムでは安定などあり得ない。


この解決のためには二つの手段があると考えています。

一つは経済が一部の問題で連鎖的な影響を受けないように、ある程度、国やブロックで安全装置をかけるシステムを新たに構築するということです。

これは旧来のものではなく、どの国でも公平に適用されるものでなければ意味がありません。

これは現在のグローバル経済の考え方とは、まったく違ったもので、一見逆行するものです。

ただ、なんでもかんでもエントロピーの増大みたいに、拡散平等化すればいいというものではない、と私は思っています。

それが良いことのように喧伝し、それで利益を受ける一部の人もいるのかなとは思いますが。


もう一つは、投資家を含む人の心が変わることです。

どのようなシステムでも運用する人が高い意識を持てば、それは円滑に循環します。

目覚める人が増えたら、この傾向も出てくる可能性があると思っています。


ただ。
今の世界経済をたとえていうなら、基礎工事もろくにしていない地盤のゆるい土地に、馬鹿みたいなビルを建てようとしているのと同じ、それが海王星的経済だということなのです。

まさに今、海王星が魚座にあり、非常に強く働いていることそのままに。

安定など望むべくもない。

世界情勢が安定している時なら、これでも何とか機能するのですが、今の世界情勢を見ればロシアも中東も中国も、不安定な要因をいくつも抱えています。



私の見るところ、2015年以降、日本はかなりアクシデント的な要因で、経済的な打撃を受ける可能性と、それによって変化する可能性の二つを見ています。

その要因となるのは懸念されている地震や噴火などの自然災害だけではなく、外的な要因がこのアクシデントになる可能性もあるということです。

2015年はそのとっかかりの年で、実際にはここではなく16年や17年あたりにずれ込むかもしれません。

しかし、心構えだけは持っておいたほうが良いかなと思います。

日本に限定していうと、2020年のオリンピック開催。

とりあえず、そこまで日本にはドラマが数々あります。

オリンピック開催自体もドラマですが、そこへ至るまで、非常に大きな出来事がいくつもあると思います。

本番だな、ということを感じます。

大きな歴史の流れの中にいて、私たちはその大きな変化を目撃することになると思います。

それは、きっと輝かしい未来を手繰り寄せるための試練と動き。

日本は、その先陣を切って進んで行くような気がします。




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