人生は信じられる |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

今日、1期講座の生徒さんのひとりが、海外へ旅立ちます。

半年間の予定での勉強のため。

これは占星術とは直接の関係はない勉強ですが、きっと彼女なりに何かを見つけて戻ってくと信じています。


彼女と私とは、運勢的にちょっと似たある傾向を持っています。

それは「突きつけられる現実」がある一方、それに現実的な対処をしようとすると、邪魔が入ったり、阻止されたり、身動きができない状況になったりするということです。

私もかつて長くホテルでアルバイト人生を送っていたのですが、普通、妻子持ちで、アルバイトで生計を立てて、何の疑問も抱かないはずはありません。

幾度か、まっとうな生き方をしようとして転身を図ったものです。

たとえばバイトでなく、ちゃんと社員として使ってくれるように要望したり。

しかし、なぜかそのとき人員は極端に少なかったのに却下(そして私の要望を退けたかなり後に、契約社員を何人も雇っている。意味が分からない……)。

私は人間としては非常に常識的なキャラで、常識的な生き方をしようとしてできないというのは、相当に苦痛でした。

なにかを変えようとすれば、そうさせまいとする力がどこかから働き、その場所へおしこめられ続けた気がします。

もし運命の神がいるのなら、「この後、自分をどうしてくれるんだ」と恨みがましく尋ねたい心境でした。

先の見えない苦しさ、その中で変えたくても変えられない苦しさ。

たとえば独身で、どこへでも行こうと思えば行けて、どのような仕事や職場の選択もできる方も世の中には大勢いらっしゃると思います。
その方々なりのお悩みもあるのですが。

でも、何の選択肢も与えられず、何かを選択しようとすると阻止される辛さというのも、この世にはあるんですね。

そういう人間も、やはり魂の計画がある。

先が見えなくても、先はちゃんとある。


今自分ができることを精いっぱいやっていれば、人生は何らかの形で開かれていく。

人生は信じられる。

旅立つ彼女にだけではなく、多くの方にこの言葉をお贈りしたいです。





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