いや、そのように感じることがあります。
たとえば母となった女性は、子育てのために自分の時間を捧げることになります。
それは犠牲であり、自分を失うことなのでしょうか？
実はそうではありません。
わが子が笑顔を送り返してくれる時、本質的には失われるものなどなく、失ったかのように見えたものも、見合ったものをお返しされていることに気づけるのではないでしょうか。
この新月期は、こんな母親のようなプロセスをたどることで、逆に大きな満足を得ることができます。
それは具体的な成果とかお金とか、そんなものではないかもしれません。
もっともっと内面的なものです。
そこへ至るためには、不安もあるでしょう。迷いもあるでしょう。
この新月期は、そんな不安定なプロセスを通過します。
自分に制限をかけて先へ進む。
それは手足を縛って進めと言われるみたいなもの。
しかし、大丈夫。
じつは縛られてなどいないことに気づきますし、そうしたら自分が頭で考えていただけのことだったと知ります。
自分が動くことで、カラだった器が満たされる。
そのためには、一度、器をカラにしなければならない。
でないと、新しいお酒も注がれませんよね？
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