本日は、たかさんのプレゼント鑑定です。
ご依頼はシンプルに、
① 結婚
② 仕事
というものでした。
こういうシンプルなお申し出ほど、とっかかりを見つけるのに苦労することもあります。
鑑定士は、占星術師としての知識と技術を意欲的に吸収中のリブラさんです!
では、リブラさん、よろしくお願いします~~。
===============
たかさんはじめまして、鑑定を担当させていただいたリブラと申します。
どうぞよろしくお願い致します。
まず、たかさんの出生ホロスコープの特徴ですが、土星を除く天体すべてが「個人を示すエリア」に集中しています。これが何を意味しているかというと、たかさんの人生というのが「社会とどのように関わっていくか」ではなく「自分というものをどう確立していくか」に重きが置かれていることになります。
中でも、6個の天体が「兄弟」「実家・家庭」のエリアに集中しているため、家族というものが大きな影響をもたらしてくることが推察されます。
ホロスコープの起点ともなるアセンダント(蟹座)は母親・妻・家庭を強く示唆するものでもあり、その支配星である月は第1ハウスにあるため、女性としての在り方を常に意識しやすい人生となります。
アセンダントには金星・海王星がともにソフトアスペクトをとっていますので、たかさん自身にも女性らしい印象をもたらしますし、母親の影響力が強くなるケースもあります。
また、アセンダントには太陽がハードアスペクトをとっていますので、たかさん自身が自分の思う通りに生きられない、もしくは父親の影響が悪く出ているといったことにも繋がります。
これらのことから、たかさんが女性としての自分の生き方、自分の存在価値を見出すために、家族から自立し、仕事や結婚というものを強く意識していく人生となるように思います。
ご質問いただいた結婚と仕事についてですが、結婚を表す第7ハウスの支配星となる土星が、第10ハウスに位置しています。
第10ハウスは仕事を表す場所であるため、たかさんの人生において結婚と仕事というのは密接に関連してきます。
そして、土星は忍耐や試練を表す天体でもあるため、結婚・仕事双方に厳しい状態を作り出す可能性があります。
また、最初に申し上げた通り、たかさんのホロスコープの中でこの土星だけが一つ離れた場所に存在するため、土星の影響力というのは仕事・結婚以外にもたかさんの人生全体に及んでいきます。
これが悪いということではなく、この土星の力をうまく使いこなせば人生全体が好転するということでもあります。
そのためにも、この土星が最も強く関わる仕事・結婚についてアドバイスをさせていただきます。
結婚については、仕事がらみで御縁に繋がることがあります。
これは第7ハウスの支配星が第10ハウスにあるからですが、この支配星・土星は恋愛の星でもある金星とハードアスペクトをとっており、恋愛から結婚へとスムーズに運ぶことを難しくしています。
恋愛については、金星が第5ハウス(恋愛の部屋)に入っているため、恋愛をしやすい状況にはなります。
ただ、金星は海王星と合、どちらも蠍座に在るため、恋愛に夢や理想を求めがちだったり嫉妬や依存、婚外恋愛に陥ったりすることもあります。
もともと、個人をどう確立していくかに重きが置かれている人生ですから、相手のことを考えすぎるよりも自分の意志を貫いていくような恋愛ができると、結婚へ結びつきやすくなります。
土星自体も「安定」を意味しますから、地に足をつけるような落ち着いた恋愛をすることが結婚へのキーポイントになっていくと思われます。
また、仕事の方も同じ土星が鍵となります。
土星が意味する仕事としては、公務員や公的施設などの安定した職、農業や土木などの第一次産業に関するもの、伝統的な格式を重視するようなもの(たとえば茶道、華道のようなもの)、などが挙げられます。
収入面を考えると実家の後継のような可能性もあります。
たかさんは、土星もキーポイントになるとはいえ、仕事に関してはかなり幅広い適性や可能性をお持ちです。
金星と海王星の合は優れた感受性をもたらしますので、それを生かした職業を選んでも良いですし、他にも金融関係、保育士、美容師、料理関係など、様々な分野に関われる力があります。
そして、太陽星座である天秤座は、周囲に流されやすく優柔不断な面もありますが、柔軟に対応できる資質もありますので、人生の転機に応じて仕事を検討していくということでも良いと思います。
続きまして運気についてお伝えします。
運気でも、結婚や仕事に影響力が大きい土星を重視していきますが、2006年頃から土星はコンディションが悪い状態に入っています。
これにより、異性運に関しては破綻や離別などを引き起こしやすくなります。
また、土星はたかさんの人生全体に関わっていますから、何に対しても不満足を感じることが多くなります。
一方で、土星に関わる良い運気(太陽とのソフトアスペクト)もありますので、慎重かつ安定した選択ができていたとは思いますが。この土星の悪い状態というのは、もうピークを過ぎていますしあと1年ほどで終息していきます。
また、2014年には幸運を表す木星が刺激される運気に入ります。
同じく、出会いも刺激されるような運気も巡ってきます。
2016年に入ると、この木星に対してさらにサポートが入ってきます。
恋愛を表す金星が木星に対してソフトアスペクトを作り出し、そして木星自体もたかさんの太陽(すなわち自分自身)に対して良い運気をもたらします。
木星は幸運の星というだけでなく、たかさんにとっては家庭を表す場所にもあり、健康や職場の人間関係にも関わる大変重要な天体です。
つまり、この木星のコンディションが良くなるということは家庭を持つ可能性だけでなく、仕事の状況やご自身のモチベーションが上向くことにも繋がるのです。
さらに、土星に関しても2016年以降、月によるソフトアスペクトが入ってきます。
月というのはもともと女性(母・妻)を表す天体ですが、たかさんにとってはアセンダント支配星でもあり、この人生におけるご自身の在り方をもっとも強く象徴するものとなります。
この月が、結婚を表す第7ハウス支配星でもある土星に良き運気をもたらしますので、ここでも結婚(妻としての在り方)に向けて人生の流れが変わっていくことが考えられます。
そして、この土星の状態が良くなるということは、結婚だけでなく仕事にも影響が及んでいくということです。
具体的には、2016年の半ばから2017年末までが運気の後押しも大きくなりますし、その後も良き状態は維持されます。
まだ先の話だと悲観することはありません。2014年から徐々に上向いていきますし、「良き運気だから何もしなくても幸運が転がり込んでくる」ではなく「良き運気だから幸運をつかみやすい」ということですから、幸運をつかむための努力は今からでも必要です。
それによってチャンスが早まり、幸運期=安定した幸せ、となることもありますので。
まとめますと、恋愛や結婚に結びつきやすい時期(2016年)に向かう準備段階に入っていきますが、今しばらくは土星の悪い状態もあるので不安定な気持ちになりやすいと思われます。
年齢的な問題も気がかりかもしれませんが、今仕事面で慌てて変化を求めたり迷ったりするよりは、今後の流れに任せて自然な選択をしていけるよう、好きなものや生かしたい能力について地固めをしておくと良いです。
例えば資格の取得やスキルアップなど。今すぐに転職や異動・昇進などに繋がらなくても、この先の人生の流れの中で結婚や引越しなどのイベントに合わせて考えていけるよう、準備期間と捉えておくのは如何でしょうか。
仕事面で落ち着いてくると、自然と恋愛・結婚についても運気に関係なく良い変化が生まれます。
もちろん、運気のサポートも大切ですが、そこに向けて下準備があるのとないのでは、やはり差が生まれます。
そして、様々な決断に際しては周囲の状況や相手のことを考えすぎることなく、自分の進みたい方向を重視していくことが一番だということを頭に留めておいてくださいませ。
鑑定は以上です。お読みいただきありがとうございました。
鑑定担当: LIBRA(リブラ)
===============
リブラさん、お疲れ様でした。
たかさん、いかがでしょうか?
何かご不明な点がございましたら、一度の質疑応答が行えますので、zephyr宛にメールをお送りくださいませ。
鑑定内容に沿ったご質問であれば、複数でも結構ですので。
このブログの執筆者であるzephyrが、占星術鑑定の窓口を設けているのはFC2ブログにある<占星術鑑定に関して>の記事のみです。