もいまみさんの公開鑑定 |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

もいまみさんからの鑑定依頼

1.現在、スキルス胃癌ステージ4の闘病中です。 2012年7月に余命半年の告知を受けました。その後、8回に渡って抗がん剤治療を受けました。しかし、副作用によるQOLの低下を受け容れられず、抗がん剤治療を止めて緩和ケア、 掛かりつけ医、外科との連携医療で、お世話になっています。 積極的な治療は行っていません。 私自身、この状況がいつまで続くのか…とゴールの見えない状況が、非常に苦しく思い ます。 状況が変化する時期を教えて貰えたら…と思います。
2.病気後、夫との関係が劇的に改善しました。 主人は、私に感謝していると言ってくれています。 私と結婚しなければ、今までに一緒にやってきた様々なことを体験出来なかったからだ…と言ってくれます。 主人を残して私が先に逝く事になるのは、間違いありません。主人に私が出来ることと言うのは、何なのでしょうか?
私は、自己評価が非常に低く、自分のことを偽善者だと思うことが頻繁にあります。 主人に対しても、感謝して貰えていることを素直に喜べません。 自分がなぜ、ここまで自分に対して【完璧で善良であること】を欲求しているのかが分かりません。




<<もいまみさんの鑑定>>

もいまみさん、初めまして!もいまみさんを担当させて頂く事にまりました、ニコと申します。
Chiemickeyさんの鑑定も担当させて頂きましたので、2回目の登場になります。
当然ながら、まだ未熟で至らない所が多々あると思いますが、
ここでもいまみさんに出会えたのも、何かの縁。
頂いたこの機会を、私も真剣に向き合わせて頂きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

さて、只今、抗がん剤治療を中断し、緩和ケアのご選択をされたそうですが、
そのご決断自体も、難しいご判断だった事と思います。

今から、時間的な運勢の解読をさせて頂きたいと思いますが、
その前に、これは知っておいて頂きたいなと思う事が一つ御座いますので、説明させて頂きます。

星々から与えられてる影響(エネルギー)の作用の出方は、これと決まった一つの形となって出て来るモノではなく、受ける側の人間の状態によって、様々な出方をしてくるものなのです。
私の考えなのですが、その出方の違いとは、与えられた人間が、学ぶのに一番適した形になって出て来るからだと思っております。
なので、「A星とB星が組み合わさったら、結果はこうなると言う定義がある。」と言う具合に、パターン化された結論を知る姿勢では無く、
「A星とB星の組み合わせの影響から、私に何を学ばせようとしているのか?
何に気がつかなくてはならないのか?」
その様な考え方をお持ちになって、私と一緒に考えながら、読み進めて頂きたいと思います。宜しくお願い致します。


①・状況が変化する時。

1・2014・2月~
2・2014・8月~
3・2015・4月~
4・2014・10月末~2015・1月末

私は上記三点の時期を一つの目安としてお伝えしたいと思います。
具体的に内容の説明をさせて頂きますね。

まず、実際のご病気の部位が「胃」であると言う事。占星術では「胃」は「月が受け持つ分野」でもあるのです。
なので、もいまみさんのホロスコープ中の月が、どのような状態になっているのか?
が解読の一つのポイントになるんです。

その月が、海王星から影響を受けている状態になっています。
海王星と言えば、「不安定化・虚弱化」させる作用もあります。

この「海王星から月が影響を受けている期間」が、①と②に該当しまして、
形成期間①2012・1月末~2014・2月上旬。
この期間中は星の組み合わせの角度がかなりしっかりした(正確な)角度で手を組んでいます。
その後、徐々に解かれていくのですが、②の2014・8月になると、完璧に関係が解かれるようになります。
なので、変化の節目として、「第1段階として①の時期」・「第2段階として②の時期」を提示させて頂きます。

☆さてここからが本題です。では、この①と②の期間に、「何に気がつかなければならないのか??」
もう少し突っ込んだ解読のご報告を致します。

先程説明致しました「月」ですが、「胃」の事を意味しているだけではありません。
「月」とは他に、「自分の資質の一部」を表示しております。
それと、もいまみさんのホロスコープでは、月は第7室に在室しているので、もいまみさんの「月」は、「ご主人様の事も表している状態」なんです。

もいまみさんの「月」は「胃・自分の一面・ご主人様の事のメッセージの担い手」になってると言う事です。

さて、先程、海王星は「不安定化・虚弱化」だと説明させて頂きましたが、海王星にも当然、
もっと多様な作用が含まれており、その中で今回は、もいまみさんに対して、「不安定化・虚弱化」の作用をもたらす出方をしたみたいです。
海王星のその他の意味ですが、「理想・夢・空想・純粋・清らかさ・慈しみ・献身・」などがあります。

そして、「月と海王星」の組み合わせなんですが、実は二つの星だけでなく、「もう一組の星を巻き込んだ状態」で影響を作り出しているんです。
そのもう一組の星とは、「木星と金星」です。

もともとこの二つの星「木星と金星」は、もいまみさんが生まれた時、ピッタリと重なった状態になっていたんですよ。
木星は「幸運の星」とも言われておりますが、実はこの木星、もいまみさんの配偶者を示す、第7室を支配している状態になっているんですよね。ちょっと分かりにくいと思いますが、要は、「木星からも、月と同様に、ご主人様の存在」を読み取る事が出来るのです。
そして金星ですが、金星はご存じでしょうか?「愛や喜びの星」ですね。

難しい説明が続いてしましましたが、徐々に私の伝えたい事が見えて来たと思います。

今までの説明に出て来た言葉を並べてみますね。
「胃」「もいまみさんの資質の一部」「ご主人様」「不安定化・虚弱化」
「幸運の星」「ご主人様」「愛と喜びの星」

これらを並べてみた時に、私は、この病気を通じて、「もいまみさんとご主人様は、お互いの存在を通じて、有り難さ・愛情・喜びなどに気がつかなければならないんだ!」 と判断致しました。

今回の①と②の期間、一番大きな影響力を持つのは、「海王星です」
一番の影響力を持つ海王星が、それぞれの星(月・木星・金星)に対して、「架け橋的な役割を担っている」のです。

その海王星の影響を、どの様にコントロールするべきなのか?
海王星の他の影響の説明させて頂きましたね?
「理想・夢・空想・純粋・清らかさ・慈しみ」
「↑それらを、もいまみさんと、ご主人様が、お互いに対して、共有して意識しなさいよ」
と言うメッセージのように私は受け取りました。
それをするため・気付かせる為に、この病気は与えられた試練だと、私は思いました。


続いて、③の説明に移らせて頂きますね。

③は、もいまみさんを象徴する星・「水星」に対して、土星が厳しい角度で接してる期間です。
③は、2012・10月中旬から続いているモノなのですが、そのうち、④の期間・2014・10月末~2015・2月上旬は③の運気が強化される
(厳しさが際立つ)期間になります。

「水星」から読み取る事は「もいまみさんの存在」。他には「コミュニケーション」「知性」なども御座います。
土星から与えられるモノは、「逆境・試練・忍耐」など、少々厳しさを連想させられるものになります。

ここから読み取れる事は、まずシンプルに、「もいまみさんに対して厳しい試練を与えられる時期」
になると思います。
よく「土星は不幸の星」と言われるのですが、私は、土星はただ不幸を体験させる為にあるものだとは思ってないのです。
「圧力をかけるという事は、真剣にそれを磨いている時なのです。」
例えば・・・宝石の原石。この原石を輝かせたい時は、チョコチョコとソフトに磨いたりしませんよね?
ゴッシゴシ!必死に磨きをかけないと、本物の輝きを得る事が出来ないのです。
しかし、その磨きをかけるための作業が大変なので、不幸なものとカン違いされてしまう事があります。
もいまみさんは、今、非常な重圧の中でお過ごしの事と思います。
しかしお忘れなく。圧力が大きければ大きい程、掘り出したい輝きが大きいものになると私は思います。
もいまみさんは、この重圧の中から、何を掘り出すのか?見つけ出すのか?

そしてこれが大きなヒントです!

先程「月と海王星が他の星を巻き込んで・・・」なんて説明が出ましたが、ここでも巻き込まれている星があるんですよ。それはどの星かと言いますと・・・!「月」なのです!
覚えておられますか?先程説明致しました。「もいまみさんの月は何のメッセージの担い手なのか?」
「胃・自分の一面・ご主人様の事・のメッセージの担い手」でしたよね???

ここでもご主人様が関わって出て来ているのです!

「お二人で重圧に耐える事。」そのあかつきに何を見出すのか??
それは、今までさせて頂いた説明を参考に、お考え頂ければと思います。


・さて、ここまでの説明は、比較的試練を与えているような運気についての説明でしたが、実はもいまみさんの只今の運気は、それだけではないので、ご説明させて頂きますね。

後天運を司っている太陽の状態が、ここ数年「非常に強い強化・サポートを受けている状態」なんです。
太陽の大きな意味は「生命力」なのです。
その期間は・・・

⑤2011年~2016年までは、(2008~2010も関わっていかたも知れません)

なので、逆に「体力を強化されいる状態」なので、厳しい治療と何度も向き合う事になったような可能性を感じています。
他の出方としては、「家庭内に関する発展や、それらからのサポート・長年蓄積してきた努力の開花」などに現れてくる可能性が御座います。


・では二つ目のご相談の内容に移せて頂きますね。

☆「自己評価が低い・自分がなぜ、ここまで自分に対して【完璧で善良であること】を欲求しているのかが分かりません。」 の部分から考え・説明させて頂きたいと思います。

・もいまみさんの生まれた時の太陽の状態が関係していると思います。
もいまみさんが生まれた時、太陽はどんな状態だったかと言いますと、「孤立化」している状態になっていました。「他の星々とは手を結んでいないような状態」です。
そうすると、どんな具合に感じてしまうかと言いますと・・・例え話で説明させて頂きますね。

例えば自分の身長。自分の身長が高いのか?低いのか?これを判断する為には、
「比較する他の人の存在が必要になってきます。」
そして、他と比べる事が→確認の手掛かりになって→自分の身長の状態が分かる。

もいまみさんの太陽は、その様な「手掛かりを得る事が出来ない状態」となっているんですね。
「太陽」は主に、「自分」「父」「夫」を意味しております。

それなので、もいまみさんは、太陽が意味するモノに対して、手応えが得られにく状態になってしまっているのです。
「自分がどれだけ頑張っているのか?分からない」「自分は今どんな感じなのかが分からない。」
これは、自分に対してだけではなく、お父様やご主人様に対しても、同様な感覚をお持ちになった事があるかも知れませんね。

この問題は、そのまま、もいまみさんの人生のテーマの一つに組み込まれているとお考え下さい。
「自分・父・夫に対して、充実感や手応えが得にくい状態の中で・・・・自分をどのように確立するのか? ・父や夫の存在の重要さを、どのようにして認識する事が出来るのか?」

☆「主人に対しても、感謝して貰えていることを素直に喜べません。」

この理由も上記が原因かと思われます。 一つ違う角度から説明させて頂きますね。
もいまみさんの太陽が位置しているのは12室になります。12室の説明をさせて頂きますね。
「12室」とは「隠し部屋・なかなか人目に出す事が出来ないモノを暗示する部屋」です。
なので、もいまみさんは、今までこの悩みをあまり表に出す事は無かったかも知れませんね。
「人にペラペ悩みを打ち明ける事はしなかった」と言う事です。
しかし私が説明したいのはこちらの意味です。
「12室」とは「人のために尽くす部屋」でもあります。「私利私欲は除外するお部屋」
ですので、もいまみさんの太陽を有効活用する手段としては、やはり「価値の確認がイマイチ出来ない状態でも、やはりご主人様に感謝を持って接する事」なのです。


☆「主人に私が出来ることと言うのは、何なのでしょうか?」

この答えは、一つ目の解読や先程の解読をしている時に、もう見えてましたね。
ご主人様に対して出来る事は、「感謝をすること。」だと思います。



<最後になります。もう一度、今、大きな影響をもたらしている海王星の話をさせて頂きますね。>

海王星の作用は「慈しみ」です。

「もいまみさん、それをぜひ!ご自分にお向け下さい。」

これは今、海王星から大きな影響を受けているから、お伝えさせて頂いているのです。
ちょっと乱暴な伝え方になりますが、これは、もいまみさんの体の状態を知ったから出てきている言葉ではありません。
今、それをなさるべき時期だと判断したので、お伝えさせて頂いてます。

自分の不完全さ・自己否定・弱音を吐きたくなる自分・何も出来ない自分・病気に苛まれている自分。そして、今現在の自分。

感じている全ての自分に対して、大きな慈しみの気持ちをお持ち下さい。投げかけてあげて下さい。


以上をもちまして、もいまみさんの鑑定を終わりにしたいと思います。
もいまみさん、いかがでしたでしょうか?
かなり長く説明をさせて頂きまたので、一気に全てを理解するのも大変かと思いますが、
お時間はどれだけかかっても構いませんので、何かご質問が御座いましたら、
先生宛てに質問のメールをお願い致します。

この度は貴重な機会を頂きまして、本当に有難う御座いました。
心から感謝いたします☆    
                     ニコでした☆

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<もいまみさんよりご返信>

ニコさんの渾身の鑑定、拝見させて頂きました。

なるほどな…と思うことが多く、また、本当に心を尽くして鑑定して頂けたことに心から感謝いたします。

このような機会を頂けて、とても光栄です。

今月のCT造影検査の結果も、異常なくクリア出来ました。

これから先、完治することのない病気を主人と共に向き合いながら、残された時間を歩いて行こうと思います。

質問などはありません。
とてもよく理解出来ました。

ありがとうございました。