心の弱い人に知ってほしい |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

海王星や月の影響が大きな人は、たいがい感受性が豊かです。

人から受信する能力も高いため、人に共感したり、優しさを持ったりということにもつながるのですが、どんな性格にも長所と短所があります。

このタイプの方々は、心の弱さにつながることも多いのです。

気持ちが揺れやすく、いつも安定していない。

他人から発信される善意も受信するが、悪意や攻撃的な波動も受け取りやすいため、どうしても心が安定しにくいのです。

これが非常に安心のできる、「守られた環境」にあるのなら、それでも良いのですが、往々にして世の中は、自分のことを理解してくれる人、善意を示してくれる人ばかりではない。

特に職場や学校ではかならず多様な人間が集まっているので、自分に合わない人も必ず存在します。

こうした海王星や月の強い人は、競争社会向きでは、当然ありません。

非常にデリケートで、傷つきやすい。

ちょっとした言葉でも、心を閉ざしたり、凹んだりということもあり得るのです。

こういった心の弱さは、豊かな感受性と表裏一体で、もしこういった感性がなければ、優れた芸術が生み出されることもないし、母が子をいつくしんだり、弱い立場の人の気持ちを理解して面倒を見てあげたりということもなくなってしまいます。
これを否定してしまえば、非常に殺伐とした世の中が出現することになります。

なくてはならならい情。

だけど、競争社会の中で生きていくのは不利。

この対処には二つのやり方があると思います。

まずこの世の中には競争原理があまり持ち込まれない世界、仕事もあるということ。
そういったものを視野に入れ、自分の居場所にするというやり方があります。

しかし、個人の運勢の中では、そういった選択がなかなかできそうにない人もいます。

そうすると、もう一つの道と向き合っていかなければならなくなります。

それは、覚悟を持つということ。

自分はほかの人よりも傷つきやすく、心が弱いのだということを理解し、そのうえで世の中に関わっていくのだという覚悟です。

つまり勇気を持たねばなりません。

もし何か辛いこと、苦しいことが続き、今は不調な状態にあるとしても、そのままでいるわけには行きません。

だから、覚悟が必要なのです。


これは辛いことです。
それを承知の上で、そのようなことをアドバイスしなければならないこともあります。

このような感受性を持つ女性の場合、昔は主婦になってしまえば良かったし、家庭に入ることが常識だった時代もあります。

しかし、今は旦那さんだけの給料で生活が成り立ちにくい時代になっています。
この日本では。

また女性は、いまだに職場の中で男性と同様に扱われにくいという現状があります。

結果、被害者にもなりやすい。

けれど。
この日本という社会に生まれることも、その人の魂の計画。
だとすれば、この感受性でこの日本という世の中を生きていくことが、そもそも計画に含まれているはず。

そんな多くの人たちに、エールを送りたい。

心の弱さ。
いや、心の豊かさにつなげてほしいと。


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