私は昨年の12月、主催している占星術教室のオフ会もあり、京都から兵庫県の日本海側へ二泊三日の旅行をしました。
実はこの旅行の目的の一部に、「吉方位旅行」の効果を確認する、というものがありました。
私と奥さんは同年の生まれで、二人とも二黒土星です。
年盤と月盤の両方共に吉になる大吉方位が北東でしたので、このときには岡山から見て京都には宿泊せず、通過地点にし、宿泊や参拝は北東方位で行いました。
兵庫県香住の民宿で蟹を食べたり、丹後半島付近にある元伊勢に参拝した過去の記事がこれです。
非常に正直なことを言うと、私は一般によく知られている九星術による方位学には懐疑的な気持ちを持っていました。
というのは、九星術はその年に誕生した人が、みな、同じ結論になってしまうからです。
私と同じ年に生まれた人は全員、ある方位が吉というようなことはない、絶対にもっと個人差があるはず。
この基本的な考えは今でも変わらないのですが、しかし、方位に関して研究が非常に進んでいるというのか、伝統的に究められてきたこの九星が、まったく根拠のないものとも思えないところがありました。
それにある年まわりに生まれた人に、周期的に9の数字での運気変化が起きるというのは、別なところで検証に値するものではないかと思える情報に遭遇しました。
そこで吉方位旅行、それも大吉のタイミングと方位で実践してみようと思ったのです。
ここしばらくの間に、吉方位旅行の効果はありましたか、というご質問を受けたことが二度ありました。
一度目は私は、深く考えもせずに「いや~、どうかなあ、あったのかなあ」と答えてしまいましたが。
二度目にご質問を別な人から受けたとき、「いや、そうじゃない。ちゃんと大きな変化が起きている」と気づきました。
というのは、私は今、長年拘束されていたホテル勤務の枷から解き放たれているのです。
これはいくつかの条件が重ならなければ起きえなかった。
現在の経済状況でも、前と同じように働き続けていた可能性はあったのです。
ところが、環境に大きな変化が起きた。
想像もつかないような激震が起き、ホテルの環境が変わってしまった。
結果、私は今年の三月を境に、この業界から距離を置くようになりました。
吉方位旅行は旅行した月を一ヶ月目とカウントし、4、7、10、13ヶ月目に効果が強く出るという説ですが、三月はちょうどこの四ヶ月目でした。
そして占星術の第二期講座。
これをスタートさせたのが、今年の六月ですから、図らずも七ヶ月目だったことになります。
(本人はまったく意識せず、忘れておりました)
とにもかくにも、ホテル業界から距離を置くというのは、ここ二十年ほどの時間の中で、もっとも大きな変化であり、私にとって現状は非常に良い流れになっていることは確かです。
とすれば、吉方位旅行の効果はあったと見ていい?
もう少し観測を続けるだけでなく、またこのようなトライをしてみたいと思っております。
(追記)
九星術にもいくつかの流派があり、ここに記述した内容とは異なる結論になるものがあります。
このブログの執筆者であるzephyrが、占星術鑑定の窓口を設けているのはFC2ブログにある<占星術鑑定に関して>の記事のみです。