ずっと過去から、この先へとつながっている。 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

最近、急速に研究が進んでいるものの一つに、「前世」や「魂の計画」にかかわるものがあります。

こういったものをホロスコープのどこに、どのように見出していくか。

私も試行錯誤しているところはあるのですが。

たとえば前世のデータなど、何らかの情報を持っている人の鑑定。
魂の計画としてのホロスコープ解読を進めることで、その人の現在の状態がなぜそうなのかという洞察が、ご本人に大きな納得を与える鑑定事例。

こういった経験の積み重ねの中で、非常に私自身は明瞭に

魂は転生というプロセスの中で、きちんとつながっている、ということを実感することが増えてきました。

つまり前回の人生があり、そのうえで今回の人生を計画し、今の自分がある。

そのまた背景には前回の前回や、そのずっと前の経験を役立てることもあると思われるのですが、ともかく!

私が皆さんに申しあげたいのは、

「今の自分」

これがどんなものであれ、それには意味があるし、価値があるということです。

こんなことを言うと、自分のことを嫌っている、何も価値を見出してない、という方から、「理想論」的に思われるかもしれません。

実際にそのようなお感じなっている方は、この世の中に大勢います。

だからこそ、これを書いているのですが。

無意味な人生など一つもない。

今の自分の顔や性格や、生き方、思うにままならない人生の出来事すべて。

そのようになっているのなら、それはそのようになっていること自体に、おそらくちゃんとした理由がある。

場合によっては、そのような状況をとっくに卒業できていていいはずなのに、そんな自分を嫌うあまり、そのままの自分に執着しているケースもあります。

自分を嫌っているのなら、そんな自分からとっとと離れられるのではないか? と疑問に思われるかもしれませんが、実際には逆です。

自分を嫌っている人は、実はその感情の強さだけ本当は自分を好きになりたいのです。

しかし、好きになれないので嫌いだ嫌いだと思い込むことで、よけいに自分に執着し続け、今の自分に縛り付けてしまっているのです。

自分を嫌うというのは、これは茨でできた椅子に自分を縛るようなものです。
嫌えば、その縛りがほどけるわけではない。

むしろ強く縛り付けてしまう。

そのためいつまでも茨の椅子に座って、「嫌いだ」と言い続けなければならない。


しかし、ちょっとだけ今の自分から離れてみてみることはできます。

魂の計画の観点では、今の自分に必ず意味があり、そこに問題があるのなら、ちゃんと脱却できるようになっている。

その得難い経験のためにこそ、今の自分が用意されている。

と思えば、少しは今の自分に「ご苦労様」「大変なプロセスを選んでくれてありがとう」くらいは思えるようになるかもしれません。

魂はちゃんとつながっている。先へ先へと。ずっと過去から。



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