新月の祈り 恐るべし |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

さる金環食の日。
つまり新月の日ですね。

時折、コメントをくださるハグミさんは、あることを祈りました。

<新月のマジック>をご参照ください。
新月に願い事をすると、叶いやすい、そんなおまじないがあるのです。


じつはハグミさん、乗っている車がちと調子が悪い。

そろそろ買い換えの時期ということもあって、中古車でも良いのでということで、ある車を探していました。

タントです、ダイハツの。

ところが人気車種、中古でも高いのですよ~、これが。

古い年式でもけっこうなお値段。

それくらいなら、新古車を探すとか、あるいは新車でも今の補助金などを当てにして買った方が良くないか?

私はこの件で相談を受けていたので、なにかめぼしい車を発見するたびに、「この車を買って良いか?」ということをタロットで鑑定していました。

ところが、いつもタロットは今ひとつの展開。

しかし、「待っていればいい話が舞い込んでくるよ、きっと」という結論でした。
そのようなタロット展開だったのです。

私も知っている車屋に、もしタントが入れば連絡ください、と頼んでいました。


たまたま、ある日、その車屋さんから連絡があり、「タントが入りましたよ」と。

これもまた、たまたまなのですが、その日、車屋がある方面で私は面談鑑定があり、ちょうど出向く日。

ちょうどいいやということで、私が行って見てみると……。

なんと、年式の新しい程度のいいタントがそこに!

しかも、ハグミさん。

これまでも贅沢にも「オート・スライドドアがいい~」とか、ほざいておりました。
(ホント、贅沢……)

そんなん、高いに決まってるし、なかなか出てこないよ、という現実があったのですが。

開けてみると、おおっビックリマーク

勝手に開くし、勝手に閉まるぞ。
Σ(・ω・ノ)ノ! ←原始人のような私

オート・スライドドアじゃないか!

店員さんにいろいろと聞いてみると、

これ以上はないというくらい、すんごい装備なのです。

つけられるようなものは全部つけているんじゃないかという、超目玉、お得な掘り出し物だったのです。


さっそく、写メを撮ってハグミさんに連絡すると

「それって、Xリミテッドじゃないですか~?」

たしかにそれらしい。

値段交渉すると、すんごく良心的。

これで買わなかったら嘘だろう、というお値段。


後で聞くと、ハグミさん、新月の祈りを「タントXリミテッド」でしたそうな。

祈るときは、できるだけ具体的にした方がいいようです。

つまり「タントの中古でいいのがほしい」とかではなく、どのグレードなのか、無理っぽくても明確に打ち出した方がいいし、彼女は「Xリミテッドがやってくる」と断定型で祈ったそうです。

これはマーフィの法則みたいなのでも言ってますが、最強の祈りは「そうなってほしい」ではなく「そうなる」という確信なのです。


今、世の中がいろいろと厳しいことが多くて、就活とか再就職とか、そういったことで困っておられる方も非常に多い。

これは鑑定依頼の中でも、非常に多いお悩みです。

鑑定結果によって、人にアドバイスすることはさまざまです。

たとえば就寝前に祈ったり瞑想したり、ある本を読んで実践してもらったり、時には別に何もしなくても待っていればいいときが来るから、という結論もあります。

中には新月の祈りを勧めることもあります。

新月の祈りは、邪なものでなければ、誰がやっても問題はありません。

ただ、やるときはできるだけ明確なビジョンを打ち出しましょう。
ハグミさんのように。

就職だったら、どこかいいのが見つかりますように、みたいな漠然としたものでは叶いにくい。

どんな企業のどんな業種。

企業が決まっていれば、その名前を打ち出しても良いでしょう。

「トヨタの営業で働く」とか「ソニーの開発の仕事をやる」とか、そんなのでも良い。

そして願うのではなく、断定してしまうことです。
大胆に。

それでダメだったら、自分には縁がなかったのだと思えばよいし、もっと適切な仕事が待っていると信じて、次を祈ればよいわけです。

このケースはハグミさんの了承を得て、貴重な新月の祈りの成功例として書かせて頂きましたが、きっと皆さんにも参考にして頂けると思います。

祈るときは大胆に、そして断定で!