読まれる方へ。
占星術による世相や出来事の解読や予測には、何ら科学的根拠がありません。
世の中に対する一つの見方、そのツールの一つに過ぎません。
それをご理解頂いた上で、むやみに盲信せず、理性的な判断をお願い申し上げます。
2日遅れになってしまいましたが、新月図の解読です(Amebaの不調のため)。
12月25日03時06分。
太陽と月は山羊座の2.57度で合になりました。
「人間の魂は、新しい経験を切望するあまり、肉化を求める」
「成長と理解に対して受容的な人間の魂」
これは実証的なものを求めて、積極的な行動を行うサビアンシンボルです。
山羊座は元々、実際的で現実的です。
現実を生きるというのが、山羊座の一つのテーマであり、さらにいえばそれは何らかの成果を上げたり、確証を得るということにもつながってきます。
その成長過程にあるサビアンシンボルで、じつはこれはこの世に肉体を持って生まれてくる私たち全体のテーマでもあったりします。
この太陽と月は、天王星と厳しいスクエアです。
どうやら、アクシデントの多そうなひと月になりそうです。
しかし、このチャートの全体構造から考えると、たとえば3.11の震災で傷ついた人々が立ち上がるというプロセスも見えてきます。
木星とはきれいなトラインで、明暗がはっきり分かれています。
これまでに喪失や破壊ということを経験していなかった場合、ここでアクシデントが起きる可能性もあるでしょう。
世界的な傾向としてこれを読めば、日本などは再起への道を歩み始め、旧態依然としてきた国は、これから節目を迎えるといった解読も可能でしょうか。
北朝鮮などは確かに節目を迎えましたが、国家体制は「世襲」という旧態依然としたものです。
何事もなければよいのですが。
太陽と月が冥王星と合になっている点も見逃せません。
日本では福島第一原発は「冷温停止」という状況が報告されていますが、他の原発の事故などが、ちょっと懸念されます。
ジュノーの位置関係から、目立った地震がありそうに思えます。
この新月図のジュノーだけの解釈だと、インドネシアやパプア・ニューギニアなどが気になりますが、火山活動を示すものである可能性もやや強く感じます。
太陽・月・冥王星+天王星の組み合わせが強く働きそうなポイントでもサーチしてみると、インドやバングラディシュなどの経度にある地域ではないかと推定されます(やや東西に広がりがある)。
気象的なものも含めた災害や、天王星の示す事故、アクシデントの運気が強そうに感じられます。
どこをということは限定せずとも、この年末から1月にかけての間に、国の政府や体制に変化が生じる国家がありそうです。
日本は経済的財政的な問題を抱えながら、まだ比較的穏健に見えます。
ジュノーの影響が日本にもあるため、地震は注意が必要。
しかし、震災的なものはないと読んでいます。
今回のチャートでは金星と天王星の力が非常に強く見られます。
吉にも凶にも転ぶアスペクトで維持されているため、この時期に異常に伸びる企業や人、逆に破綻するものも出てきそうです。
若いリーダーの出現。
これを予感させるものがあります。
う~ん。
ざっとまとめると、
災害やアクシデントは多く見られそうな新月図。
しかし、吉凶の明暗が非常にはっきりと分かれて出る。個人にも国家にも。
新しい指導者やリーダーシップを持つ人物の登場。
こういったことが感じられる新月図です。