
彼女は過去に何度か占ったことのある女性、K子さん。
そうですね~。
女優さんでいうと、牧瀬里穂さんにちょっと感じの似た、きれいな人です。
でも、性格はとってもおもしろい人。
とりあえず、あまり女らしくないです。
料理とか好きでもないし、優しさとか情とか、かなりイメージが遠い人です。
むしろ人の気持ちをあまり考えず、ズバズバ言ってしまう。
「あんた、よくそんなひどいこと言えるね

と、友達に言われても、
「え? そんな怒るようなこと、あたし、言った?」
「だから、あんたは人の気持ちが分からないっていうんだよ

というようなことを言われながらも、でも、悪気は全然なくて、まわりに好かれている人。
怒っている友人も、なんかそういう底意のない彼女のことを知っているんでしょうね。
そんな彼女のことを生暖かく見守っています。
K子さん、微妙にアラサー。
そろそろ焦る頃。
そして、半年ぐらい前に、一度鑑定にやって来られました。
そのまた前回の鑑定で、私は「太陽と月のトライン」の時期を伝えていました。
運命的な出会いを果たしやすいとき、運命がよい方向へ導かれやすいとき。
そのときがもはや到来しているのに。
「じぇんじぇん、そのケもないんです!」
と、彼女は握り拳をかためて言いました。
は~。
こりゃ、まずい方向へ行っているな。
私は思いました。
太陽と月のトラインは、良き出会いを果たすには絶好のアスペクトで、実際そこで一生ものの縁が生じたりすることがります。
将来の旦那様に出会ったり

ライフワークに出会ったり

それまでやってきた仕事が非常に拡張したり

まあ、良い時期になりやすい。
ハードアスペクトが背景にあったりすると、かならずしも好ましいことが起きるわけではなく、騒動が起きることもありますが、基本的には良い働きをしやすい。
しかし、太陽と月の運命的なアスペクトは、何年かおきにかならず発生し、そこでみんなが良い出会いを持つわけではない。
空振りに終わることも多いのです。
非常に発展的な運気になるとしても、毎日、寝て過ごしていたら、さして良いことも起きません。
そこまでに非常に努力をしてきていたら、大きな実りとなります。
しかし、K子さんは、どうもこのままでは空振りに終わりそうな気配。
「言われていたのって、この時期なんですよね、出会いとかのいい時期って」
と、K子さんはため息。
そこで私は思いました。
こりゃ、究極的なことを突きつけた方がいいな。
この子の性格だったら、かなり厳しいことを言っても、たぶん平気だろう。
続く。