月に見る不思議 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

このところ、「月」のことを連続して見せつけられることが続いています。

たとえば(たとえばです、あくまでも)月が天秤座に入っている人の鑑定をしているときに、家族関係に話が及び、よくよく聞いてみると天秤座のお母さんだとか。

月は母親の象徴です。

だから、自分の月のある星座やその月のコンディションが、自分の母親のことを表示しているということは大いに考えられるのです。

そういえば、知人のある女性は月が射手座で、母親は射手座生まれ。

こういうことは、けっこうよく目にします。


私は月が天秤座ですが、母親は違う星座。

私にとってのこの月は、むしろ配偶者や自分自身のコンディションに深く関わっているようです。
なので、一概に決めつけるのは危険です。


ある人のチャートで、月が冥王星と合になっている、しかも蠍座だから、さぞかし独占欲や嫉妬心の強い方だと思っていたら、本人は意外にそうでもなく、その人の母親がまさにその通りの性質だというようなケースもありました。


月が天王星と合になっている別なケースでは、お母さんがかなり変わった気質を持っているとか。

また過去に月がノーアスペクトになっている女性を見たことがありますが、そのお母さんが異常なくらい干渉してきて、結婚に障害が出ているというケースもありました。これはノーアスペクトの暴走傾向だと思われます。


月の資質が本人の中に出てくるか、あるいは別な人物として表示されるのか、これはある程度、相談者の方とディスカッションしてみなければ分からない部分もあります。

しかし、こういったことが非常にうまく表示されているところに、占星術や宇宙の不思議さを感じます。

まったく、なんでこんなにうまくできているんだろうね。