読まれる方へ。
占星術による世相や出来事の解読や予測には、何ら科学的根拠がありません。
世の中に対する一つの見方、そのツールの一つに過ぎません。
それをご理解頂いた上で、むやみに盲信せず、理性的な判断をお願い申し上げます。
海王星と経済の関係についての一昨日の記事に関して、コメントがあったのでちょっとだけ補足させて頂きますね。
たしかに海王星のような不安定な星が経済に関与してしまうと、安定した成長とか生活というのは難しくなってくるかもしれません。
ただこれは、投機マネーによって支えられている今の資本主義経済そのものが、人の意識や指向などによって、そもそも漠然としたものの上に成り立っていることと無関係ではありません。
トランスサタニアンが次々と発見されてから、人類の歴史と生活の中に、まさにトランスサタニアン的なものが急速に導入されていきました。
宇宙科学や核、原子力。
異様な先鋭化を見せている先端医学。
土星までの惑星で生きていた頃の私たちは、非常に堅牢な建物の中で生活していたようなものですが、今はもうそうではなくなってきている。
パソコンもインターネットも、今の高性能携帯電話も、かつてはなかったが、生活の中に浸透してきました。
時代が進むに連れて、これまでなかった新しい要素が、私たち市民の生活にも導入されてしまい、結局のところ大きな経済や社会システムの中にも、トランスサタニアンの影響がはっきりと出てきてしまう。
この一面が、海王星が経済に影響を与えることに過ぎないということです。
海王星には良き働きもあります。
たぶんこの15年間くらいの間に、医学は根本的な進展を見せると思います。
不治の病とされてきたものが、次々に治癒されていく時代になるのではないか。
海王星のライトサイドの記事はこちら。
人を癒すこと。
スピリチュアル。
大きな役割を果たしそうです。
ところで、海王星がなぜこのように不安定な側面を持っているか?
それについて知っておくと、個人的には対応もしやすいでしょう。
海王星は魚座の支配星で、基本的にこれらの星座や星は、ありとあらゆるものを吸収できる素養を持っています。
すべてにセンサーを持ち、すべてにパイプを持つ。
さまざまなものが取り込まれてしまうと、人間は一個の価値観で生きている間は、非常に強い意志や目的を持つこともできるのですが、これらの側面を強く持つと多様な価値観、多様な目的に対しても意識が開かれてしまうので、どうしても一個に絞るとかできにくくなってしまうのです。
魚座や海王星のキャラが強く出ている人が、意志薄弱とか二面性があるとか、気分が変わりやすいとか言われるのは、この吸収力に原因があります。
逆に言うと、集合無意識のような普通の人間ではキャッチしにくい領域にも近いところにいるわけで、インスピレーションなどは働きやすい。
また、そのような全方位のセンサーを、ちょっと離れたところから生かすこともできるでしょう。
その中に取り込まれてしまうと、コントロールできなくなるので。
海王星の影響は今後強くなるのですが、いろんな人がこのことに目覚めると、経済に関してもそれに振り回されるのではなく、ちょっと離れたところから冷静に観察しコントロールするということも可能になるはず。
これにはもっと多くの人の目覚めが必要な気もします。