今月の★のグラフを作成する際には、やや複雑な作業をしていました。
一般的な世界を対象にした観測と、今回の東北地方太平洋沖地震の余震活動の観測の両方を行い、前者を一般的な★のグラフで表記しました。
そして余震に関しては、余震チャートというべきものを作成し、その中の注意すべきアスペクトがあるところを
(日本)
と表記することにしたのです。
したがって、同じ日本で発生したものでも、たとえば4日の島根県東部の震度4は、一般的な★のグラフに由来していて、他の数多くの東日本地域での余震は(日本)というところに関係していると思ってくださったらいいのです。
この中で、17日~26日までの間に、目立ったアスペクトがあることには気づいていました。
これは持続的なもので、だからこの間はすべて(日本)という表記をグラフに添えています。
そのピークを21、22日頃だろうと考えて、そこを赤字で表記したのですが、実際には数時間ほどのずれが生じました。
それが昨日6時51分の震度5弱のものでした。
チャートを確認すると、やはり持続的なアスペクトですから、この誤差は「ごめんなさい。お許しください」という感じなのですが。
どうせ表記するなら23日も赤字にしろ、だったわけです。
一応、26日頃までは、まだ注意期間としておきたいです。
正確には、ですが、このアスペクト自体は7月4日まで続きます。
本来はそこまでを注意期間としたいところです。
が、★のグラフ作成時に、そんな長いこと表記すると、みんな、たぶん嫌な感じを受けるだろうなと思い、ちと遠慮したところはあります。
一番危険そうなところまでを表記したわけです。
これはここで修正を加えておきたいです。
この後、7月2日までは
(日本)
というのがあると思ってください。(7月のグラフ以降は「余震」という表記に修正します)
2日頃には、かなり低下しますので。
こういった流れが以前の記事で、長ければ7月の上旬が終息時期になるとしていたもので、じつは私はここ数日を、この巨大地震のターニングポイントと考えています。
この月末が最終コーナーではないか。
そうなってくれればいいなと思っています。
しかし、想像したよりも余震活動は長く持続しています。
それでも、この後は目立って減少していく流れになるのではないかと期待を込めつつ、予測しています。
チャート上はそれだけの根拠があるのですが、もちろん科学的な根拠ではありません。
昨年2月に起きたチリ沖M8.8の地震と、その後の余震活動、そのときのチャートとの関連などから判断しています。
今回の震災と地震の規模や沖合で発生したこと、ずっと余震活動が続いたことなど、多くの類似点がある地震で、数少ない参考データです。
この後も思い出したように、強めの余震が来ることはあると思うのですが、私は
たぶん
この余震活動の大きなものは、この月末で終息する
のではないかと思っています。
たぶん、です。
やはりデータが少な過ぎます。
皆さんは現実を見て、判断してください。
まだまだ収まりそうもなければ、普通に警戒していただけばよいでしょう。
また今月の★のグラフについてですが、月の半ばを中心にしてかなりの波形がありました。
私はこれが地震だけならM7か8もあり得るだろうと判断していたのですが、実際には今のところは7に届かないクラスのもので留まっています。
もちろんなくてよかったのですが、★のグラフは以前からお知らせしているように、地震のみならず、他の自然災害や大きな事故やテロといった悲惨な「災い」として出てくることがあります。
そこにはあまり「天災」と「人災」の区別はないようです。
今月に関しては、もちろんテロや航空機事故の目立ったもの、火山の噴火もあったのですが、特筆すべきは月の半ばをピークとする「水害」がありました。
日本もそうでしたし、死者も出ていますが、なんといっても中国の南部や内陸で生じた、干ばつから一転しての豪雨被害です。
ちょっと前の情報ですが、55万人以上が避難。
死者も数百人。
巨大な被害が発生しています。
現在のチャートで主導的に動いているのはジュノーで、これが昨年、中南米で同じような水害が発生したときに関与していることも分かっています。
このひと月の間には、かなり凝縮されたエネルギーがあり、それが集約的に表現されてしまった観があります。
何にしても痛ましいことです。
7月の★のグラフは、これから作成に入ります。
新月図の解読も行わねばなりません。
もうしばらくお待ちください。