運命の逆転方法 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

愛する人の心が自分から離れていく。
浮気されていることが判明した。

店の経営が逼迫し、借金に借金を重ねている。
社会情勢も悪く、希望がもてない。

このようなことは、程度の差はあれ、誰の身にも起きえる出来事です。

こんな状況下で、相談が持ちかけられることもしばしばあります。

今世の中は混迷の中にあります。

だからこそ、この知恵を。
と、思う情報があります。

それはかつて私が読んだ五島勉さんの著書に書かれていました。

「ノストラダムスの超法則 死活の書」というタイトルでした。
これです。
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ノストラダムスは予言で有名なのですが、当然のことですが、個人の運勢鑑定のようなこともやっていた。
研究家として、五島さんはこのノストラダムスの活動について調べ、いろいろな情報をとりまとめて書き著したのがこの書です。

ここには「運命の劇的な転換方法」が述べられています。
「死活の書」というタイトルが物語っていますが、これはまさに「死中に活を見いだす」ということです。

つまり8割9割、あるいはひどいときには99%ダメな状況。
そういった中で、運命を劇的に転換する方法がこれなのです。

この書を読んだときに、私は自分自身の体験や、それまで見てきた実例に照らし合わせ、「これは真実の法則だろう」と感じました。
もちろんこれをどう受け止めるかは個人の判断です。

私なりに理解するところの要点を述べると、この「運命に転換法」は

①生半可な期待や希望など持つな。

②最悪の事態を想定して、覚悟を決めろ(あきらめろ)。

③天にすべてをゆだねて、無心で事に当たれ。

というものです。
これができた人は、思いもかけない大逆転を演じる可能性が開ける、というものです。

この「死活の書」の中には、ある姫をかけた槍の試合を控えた騎士サンピエールが、ノストラダムスに相談したという話が載っています。
「私にはすべてが見えている。血みどろになって死ぬ人間も、勝者も。そしてその勝者と姫が結婚するところも。あなたはいっさい希望や欲望を持ってはならない。人間は所詮いつか死ぬのだから、最悪の結果を覚悟して試合に臨みなさい」

このノストラダムスの言葉を聞いたサンピエールは、相手の騎士の強さも十分わかっていて、もはや自分には死という結末しかないのだと覚悟を決め、せめて見苦しい戦いだけはすまいと、ほとんど無心のような境地で試合に臨みます。

結果、強者のおごりもあったのでしょう。
無心のサンピエールの槍が相手を貫き、信じがたい逆転勝利を呼び込んだ。


「すべてを捨て去ったときの強さ」は、みな、等しく持っています。

自分はそんな覚悟ができるほど強くないとか、したくもない、という心情はわかります。

たとえば愛する夫が浮気をして自分から離れていく。
こんな状況の中で覚悟しなければならない最悪の状況は、「離婚」です。

こんな覚悟はしたくもない。

が、

それをいやがっても、これは相手があることです。
旦那さんがとことん離れたがったら、それを無理矢理鎖でつなぎ止めることはできません。

自分がどんなに好きでも。


あきらめた瞬間に運命が劇的に逆転する。

世の中にはこんな事も法則として働いているようです。
非常によく聞く話としては、「子作りをあきらめた瞬間に授かる」といったケースです。

むろんあらがえないケースもあるとは思います。

どうしてもそうなってしまうということも。

しかし、どうしてもそうなってしまうのだったら、この法則を実践してみて損なことは一つもない、ということになります。
ですよね?

どんなことでも、額に青筋を立ててがんばるだけが能ではないし、むしろそれだとうまく運ばないことの方が多い。

むしろ、あきらめて、ゆるんだときのほうが人間は、身体的にも精神的にも大きな力を発揮できる。

高岡英夫さんの「すべてはゆるむこと」にも、まったく同様なことが書かれています。

私はこの「あきらめること」が「ゆるむこと」につながり、そこに大きな力が働くのだと考えています。

肉体的にも精神的にも。

そして運命的にも。