今私たちがすべきこと |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

最近あった、いくつかのご相談の中に、やはり今回の大きな震災を目の当たりにし、

「このままでいいんだろうか?」
「自分も何かしなければ」

そんな思いに駆られている方がとても多いのを実感します。

中には今の仕事を辞めて、現地の方々のためになる仕事をしたいと、思う人さえいました。
とても貴いお気持ちだと思います。

実際、私自身も「なにかしなきゃ」と思いが湧いてきます。

テレビや報道の中に、被災地の様子や避難所での生活を余儀なくされている方々の様子が伝えられると、なにか非常に焦燥感に駆られます。

現地に駆けつけて被災者の方を援助しているかたも大勢いらっしゃいます。

そんな方々に比べ、自分は……と、どうしても考えがちです。

仕事や他の生活があって、どうしても今の生活地を動けないという人のほうが、実際には大多数のはずです。
私もそうです。
もし自分が自由に動けるのであれば、と思いますが、そんなわけにも行きません。
家族を守っていかねばなりません。


私は今、車に乗るときにはたいていラジオを聞いています。

リスナーからのFAXやはがき、メールなどが読み上げられる番組も多いですが、そんな中でやはり多くの人たちが「今自分にできること」というのを考えてらっしゃいます。

義援金を寄付することもそうですし、物資を送ることも。

役所に出向き、物資の仕分けのボランティアをしてきたという人もいました。

それぞれの立場で、それぞれにできること。

あると思います。

でも、自分本来の仕事をしっかりとやっていくこと。
これだって、大事なことだと思います。

そういったことを放棄して、現地に駆けつけることが、かならずしも「良い」わけではない。

与えられた職場で、与えられた仕事をしっかりとやっていく。

絶対に大事だし必要です。

それが全体のためにもなるし、日本という国を今、経済的にもみんなで支えていかなければならない。

私たちは住む場所があり、仕事が与えられているだけでも幸せなはずです。

これを頑張っていくことも、被災者の方の間接的な支援につながるはず。

頑張って働いて、そして税金だって納めて、被災地の復興のために役立ててももらわなければ。

要は気持ちの問題だと思うのです。


現地で援助活動をなさっている方々、本当にご苦労さまです。
ありがとうございます。

でも、気持ちは私たちも同じです。

一人にできることは小さいかも知れないけれど、でも今、その小さいことが集まって大きな流れになっている。

被災された方々を少しでも助けたい。

力を送りたい。

まだまだ先は長いけれど、この思いを持続して、私たち一人一人が今できることをしたい。

そう願うzephyrです。