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自分のことを知ってほしいとは、さして思わないzephyrです。
ただ、天秤座の月なので、他人にどう見られているかということは気にします。
だからあまり汚い格好で人に会ったり、印象が悪くなるような言動を表に出すことも、ほとんどありません。
けれど、これは逆に言うと、悪く見られてなければそれでいいので、自分の中身を理解してもらおうという欲求とは違います。
むしろ、滅多な人間に知られんでいいし、知られたくもない。
どちらかというと、相手のことの方が知りたいかな?
こういったことはホロスコープに現れるんでしょうか?
今まで考えてみたこともなかったテーマなので、ちょっと思考してみようと思います。
過去の数々のホロスコープを思い浮かべつつ。
しかし、このような観点でチャートを見たことは、一度もありませんでした。
不覚……というか、ホントにこのブログネタを見たときに、「ありゃ、こりゃ、やられたな」と思いました。
全くの盲点だったからです。
しかし、たしかに「相手のことを分かりたい」タイプと「自分のことを知ってほしい」タイプというのはありそうに思えます。
もちろんその中間の無限の段階も。
程度の差はある。
その感覚をバランスよく持っている人もいる。
そういったことはチャートのどの部分に出るのだろう?
星座か? 天体か? それともハウスか?
この問題は他人とのコミュニケーションに関わっているので、双子座や水星、3ハウスなどは深い関係を持ちそうに思えます。
一見。
でも、私の知っているマシンガントークの双子座の女性は、とにかくその気になったらよく喋りますが、むしろ当たり障りのないような話題が延々と続き、自分の理解してほしい中身や心情などについて語るとか、あるいは他者の内面を知るための会話というのでもない。
本質には踏み込まないまま、表層部分で会話が成立していたりします。
人の本質的な部分を理解しようとするか分かってもらおうとするか。
水星が冥王星と関係を結ぶと、こういった思考回路が働きそうに思えます。
これは人間関係や人の本質についても、よく洞察を働かせる星の組み合わせです。
私も持っていますし、水星と冥王星、太陽が合のある女性などは、本当にカンが鋭くて、状況判断能力なども高いです。
でも、私とその女性は真逆なんです。
私は相手のことを理解したい方で、彼女は自分のことを分かってもらいたいのです。
つまり天体の関係も、違う?
と、ここまで考えたとき、その女性と私のチャートには、まったく対照的なものがあることに気づきました。
それは星がエレベートしている数です。
エレベートというのは、地平線上に天体が出ていることを言います。
その女性はほとんどの天体がエレベートしており、私は逆に火星、天王星、冥王星以外のすべてが地平線の下にあります。
もしかすると、これか?
いくつかの人間のチャートが、頭をよぎりました。
そして幾人かに、確認もしてみました。
もちろんこれは研究段階での仮説のようなもので、結論ではありません。
しかし、考える大きな手がかりになりそうです。
天体の多くが地平線上にある人、これは「自分を分かってもらいたいタイプ」。
天体の多くが地平線下にある人、これは「相手のことを分かりたいタイプ」。
なぜ、このようなことになるのでしょう?
地平線下というのは、要するに1ハウスから6ハウスのエリアのことで、これは占星術では個人的な生活圏になります。
自分、家族、兄弟、自分の所有物、才能、恋愛、健康。
地平線上は、7ハウスから12ハウスまでのエリアで、これは社会性、社会的な生活圏になります。
対人関係、配偶者の血縁、高度な精神、職業、友人、コミュニティやソサエティ、そして引退後の人生。
つまり個人と社会(他者)との比重が、もっとも露骨に出るのが地平線の上か下かということなのです。
理論的に考えても、これは納得できます。
しかし、そう明瞭に星が上下で分かれている人は比較的少なく、ある程度の割合で分散しているほうが多い。
実際、ほとんどの人は「分かりたい」と思う反面、「分かってほしい」とも思っています。
けれど、地平線上下どちらかのエリアが完全に欠損しているタイプだと、この出方は露骨になってくるかも知れません。
地平線上に星が集合している人だと、自分の運勢や性格が「他者」と深く結びつきながら、「自己」についてはチャート上は空白になっています。だから「分かってほしい」という衝動につながるのかも知れません。
逆に地平線下に星が集合していると、「自己」の存在はきわめて明瞭なもので認識でき、同時に「他者」との関わりが希薄なので、「分かろう」とする衝動につながるのでは?
そのように思えます。
もちろん多くの星が集合していても、対極に重要天体がある場合、逆の要素が出ることもあるでしょう。
太陽や月のポジションは重要です。
とまあ、思いついたところを書いてみましたが、結論ではありません。今後の研究課題です。
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