海王星のライトサイドに生きる |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

この頃、鑑定でいろんな人にお会いするうちに、強く二つのことを感じています。

一つは人の全体的な質が変化してきているのではないか、ということ。

これは個人的には、「人の役に立つことをしたい」「人を癒すようなことをしたい」と願い、そのような職業選択や行動を取ろうとしている人が増加していることから感じます。

じつにこういう傾向を辿っている人は多いのです。

どういうことかなと考えていると、はたと2006年の国際天文学連合 (IAU) 総会で、冥王星が「dwarf planet」(準惑星)に降格されたことを思い起こしました。

そう、占星術では変わらず冥王星は「有効な」天体として解読されていますが、天文学的にはすでに「惑星」ではないのです。

つまり太陽系最遠の惑星は海王星になり、これが私たちの世界のもっとも外側を周回しているのです。

結果、海王星の機能と力が強化されたのかも知れません。

「人を助けよう」「癒そう」というような指向は、まさに海王星の良き発露だからです。
だからこそ、海王星が職業の中に医師やセラピストを含んでいる。

しかし、魚座の支配星であるこの海王星には、聖と俗、二面性があります。

疾病を治癒させる医薬品も、使い方を間違えば劇薬になります。

麻薬なども海王星には含まれる。

またスピリチュアルな領域も海王星支配なのですが、こういったものが今後はさらに拡大して、生活に浸透するようになるかも知れません。

その中には、良きものも悪しきものも当然含まれると考えられます。


註・冥王星は準惑星に降格されたからといって、機能や力を低下させたわけではありません。

これに関する考察は、かつて行っていますので、興味のある方は参考までにお読み下さい。
<冥王星の本質に関する考察>

冥王星は降格されることで、よりその名称にふさわしくなった。
これからが冥王星の本領が発揮されるときだと、私は考えています。



こんな時代にあって、人を癒し助ける方向へ意識が向いている人は、ある意味でより向上した意識や精神を持っていると言えるのかも知れません。

少なくとも自分のことしか考えず、私利私欲のみに生きることに比べたら、どんなにか素晴らしい。

今後、冥王星と天王星のハードアスペクトが強化される時期に、海王星は一つの緩衝材として使えるのかも知れません。

海王星の良き側面、ライトサイドに感応して、それを自分に生かそうと考えている人が増えている。

これは私たちに明るい希望を抱かせてくれるものです。


そして、もう一つ感じていること。

これについては、また明日書こうと思います。

2012年問題に関わりながら。


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