さあ、走りだそう |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
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 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨日、仕事が早めに終わったので、ミュージカルの練習を覗きに行きました。

このところご無沙汰していましたし、ミュージカルの脚本の第四稿を上げたばかりなので、それについて音楽担当者の方や事務方とも話し合う必要がありました。

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先日脱稿した「最後の五匹」第四稿です。
窓辺の椅子の上に投げていたら、サンキャッチャーからの光が当たっていました。

限りなく完成稿に近づいたものです。
この後修正を加えることはないかも知れません。
なにかよほど演出のほうから要望などない限り。

自分としてはミュージカルとして完成度を高めるため、手は尽くしたつもりです。

もっとも小説も脚本も、きっとしばらく絶ってみると、もっとああすればよかった、こうすればよかったというのが出てくるんですが。

練習場に顔を出してみると、すごい人。
ざっと五十人くらいは?

メインキャストの一人である娘によると「いつもはもっと少ない」んだそうですが、昨日から演出のM先生が練習に参加することになっていたということもあるのでしょう。
私もM先生が来られる最初の日に、お伝えしておきたいことがありました。

国文祭で中学生の合同公演を成功させた先生。
さぞかしお疲れに違いないのですが。
しばらくはなんもせず、休みて~、という心身に違いないのですが。

それでもM先生が入ると、ビシッと締まった練習になり、進んでいくようです。
人物の細かいセリフや動作。
指示を出す先生を見て、「さすがですね」と隣にいたTさんに漏らしました。
脚本への理解。
そして人間への理解。
この二つが揃わなければ、演出はできない。
そう思わされました。

Tさんはみんなの振付指導をしてくださっていて、舞台にも象徴的な「狐の女王」という役で演舞します。
彼女もたいしたもので、M先生の意図を受けて、それをすぐに体現してしまいます。
このミュージカルには欠かせない人です。

一昨日の練習から、同じK配ぜんの仲間であるHさんが、出産後間もないにもかかわらず、赤ん坊を連れて参加(Hさんのお母さんが子守をしていました)。
この赤ん坊、練習会場がわんわんいってても、ぜんぜん平気で寝ている……。
大物だね。

Hさんはメインキャストで非常に重要な役。
彼女が登場する初期シーンの練習を見ましたが、まったく初めてに近い絡みなのに安定感があり、ソロパートの難しい歌も難なくこなしていました。
さすが。

みんなをうまく誘導してまとめているUさん。
その補佐的に動いているわが娘。

不足がちだった男性陣もいつの間にか増えている。

助走期間が終わった。

さあ、走りだそう。

そんな昨日の練習風景でした。


そんな私は今日から大阪へ。

HRSの実技試験を受けるため。
試験は明日です。