この民宿を知ったのは、かなり昔なのですが、当初とは違って今は改装され、部屋もお風呂も洗面所もとてもキレイになっています。
安くて、とにかく腹一杯カニが食べられます。
それに民宿とはいえ、温泉です。
到着後、ひとっ風呂浴びて、一階の食事部屋に行くと……。

どーん

と、こんな感じで、カニのコースが用意されていました。
焼きガニと鍋が楽しめるコースです。
11月6日にならないと松葉ガニは解禁にならず、今は香住ガニのコースなんだそうですが、今回は女将さんにお願いして、前期に冷凍されていた松葉ガニと香住ガニの半分ずつのコースにしてもらいました。
赤いのが香住ガニ(紅ガニ)。
ちょっと贅沢。
でも、日頃よくしてくれる奥さん、頑張っている奥さんに、たまにはいい想いをして欲しい。

お造りも付いています。
マグロの中トロと、イカ、そして甘エビです。
甘エビ、甘い~

海の味がします。
「美味しい~

奥さん、満足そう。
マグロもイカも新鮮で、最高です。

こんなにどっさり、カニ味噌も付いています。
私は好きですが、奥さんはあまり食べません。
「こりゃ~、後で味噌酒だな♪」
焼きガニが焼き上がるまで、鍋が煮立つまで、お造りと味噌でしのぎます。
味噌は濃厚。
ビールが進みます。

焼きガニができました~。
やっほー。
これが食べたかったんだよね。
鍋にカニを放り込み、塩をふって、蓋をしておくだけ。
ちょっと味噌も焼いてみたりしました。
味噌は焼いた方が香ばしくて、味が活性化して、一段とうまい。
松葉ガニがもともとは赤くないので、これが赤くなったらできあがり。
ほこほこの身をフォークでほじりだし……
「ん、まああ~い!」

松葉ガニと香住ガニでは、やはり味が違います。
まあ、食べ比べて分かる話ですが。
松葉ガニの方がやはり甘みがあり、美味しい。
香住ガニは少し味が淡泊で、単調な感じがします。
さて、写真はカニの甲羅で作った味噌酒。
日本酒とカニ味噌って、合うんですよね~。
これをやらないと、締まりません。

合間に鍋もさっぱりと美味しい。
とくに寒い地方の特徴なのか、白菜が甘い。
もちろんカニの身も入れての鍋なので、汁に味がしみてます。
やっぱり〆は、お雑炊。
焼きガニの身をトッピングして召し上がれ。
私はまず普通に、次に醤油をたらし、最後にカニ味噌を加えて、三段変化の雑炊を頂きました。
が。
もうこの頃には、あれほど連呼した「美味しい」よりも
「く、苦しい」
を二人とも連呼しておりました。
部屋に戻ってからも、陸に上がったマグロのようにどてっとしている私たち。
胃薬のお世話になりつつ、香住の一夜は更けていったのです。
ポチッとしていただけると、嬉しいデス。
↓
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

FC2 Blog Ranking

香住温泉 民宿旅館 太平
〒669-6564 兵庫県美方郡香美町香住区下浜288
TEL.0796-36-1637 FAX.0796-36-1681