運命は自らが決める(おまけ) |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

私を傷つけた人全てを許そうと思います。
これで帳尻が合えばいいのですが、どうなんでしょうか?考え方としては、この考え方はあってますか?
そういえば、私は好きな人ができると身構えてしまう癖があるのですが、それも前世で恋愛について深い傷を受けたからなのかもしれませね?恋愛も前に進めないから、結婚もいまだにしてません。


三十路さんからこんなコメントがありました。
ありがとうござます。
四十路男のzephyrがお答えしたいと思います。

はい。それでよいと思います。
ただ、どうしても許せないと感じる出来事に直面されている方もいると思います。

私は憎みたいとき、恨みたいときに思いっきりそういう感情に身を任せることも、あって良いと思います。
感情を押し殺していると、逆に解消しないことも多い。
それに人として、許すなんて無理、と感じる出来事も世の中には多いのです。

ただ、その感情に支配されて、自分が「負」の因果を他人に対して発信しないことが、その人自身のためだと思います。
また今は許せないと感じることも、やがては許せるときが来るかも知れません。

あと、なんでもかんでも前世に理由を求めることは、私はしていません。
この世で起きていることの大半は、この世で原因が生じ、結果が生まれています。
性格的な問題や起きる出来事の多くは、その人の生まれ育った環境や体験してきた出来事に根ざしています。

今回のシリーズ記事で、前世の話が多かったのは、人が自分で運命を決めていくのだということを論じるためには、この世の理だけでは不完全になってしまうためです。


さて。


このシリーズ記事を書いている最中に、不可思議なことが三つありました。


これはある問いかけをタロットにしました。

カードを引いたのは21日火曜日です。
このとき私は、<運命は自ら決める>シリーズ記事を書くために、かつて読んだことのある本を何冊か目を通していました。
そのとき飯田史彦さんの著書の中にある、「ソウルメイト」「ツインソウル」などの言葉が目に入りました。

ソウルメイトとは、輪廻転生の過程で絆を結んできた魂の友人のこと。
そしてツインソウルはそれよりもさらに濃く、この世に生を受ける過程で一つの魂が二つに分かれ、二人の人間に分かれて肉体に宿ったものです。
ツインソウルはもともと一つの存在なので、大変に引きつけ合う力が強く、男女に分かれて生まれた場合、夫婦になる可能性が高いとも言われます(何かの目的のために同性に生まれる場合もある)。

これらの単語を目にしたとき、ふいに思ったのです。

「そうだ。自分と妻の関係はどうなのだろう?」

私は霊能力者ではないので、前世を見通すことなどできません。
でも、私が信頼するタロットに問いかけることはできます。

そして引いたのがこの展開です。

「私と妻はソウルメイト、もしくはツインソウルですか?」

この問いかけに対する回答が、この展開です。

「○○ですか?」「○○していいですか?」

こういった質問に対して、最初の三枚のカードがすべて正位置なら、カードは肯定的です。
OK! あるいは「その通りです」と言っているに等しい。

しかし、今回は最初の三枚がすべて逆位置でした。

「ありゃ、これは否定されてしまったか?」

と思ったのは、浅慮でした。
タロットは決まり通りに読んでいたのではダメな場合もあります。
その全体の構図から受ける印象も大事です。

カードをすべて引き終えたときの展開は、全部で六枚。
「隠者・逆」「「節制・逆」「女帝・逆」
「力・正」 「悪魔・正」 「皇帝・正」
という並びでした。

これを見てすぐに分かるのは、男と女のカードが中央のカードを見て、互いに向き合っているということです。

結論からいうと、このような解釈が可能です。
上の段は前世。
下の段は今生。

前世(上の段)の「隠者」(男性カード)は、今生(下の段)での「力」(女性カード)。
前世(上の段)の「女帝」(女性カード)は、今生(下の段)での「皇帝」(男性カード)。

と、それぞれに対応しているということです。

なぜ上の段が前世かと言えば、中央のカードが「時間空間を超越する」という「節制」のカードだからです。
下の段が今生という解釈は、下の段の中央の「悪魔」が「現世的なもの」を意味するカードだからです。

上下の関係で言うと、「隠者」→「力」、「女帝」→「皇帝」に変化したというプロセスまで読み取れます。

つまり前世で男性だった魂は、今生では女性になっており、前世で女性だった魂が、今生では男性になっているということまで表示している。
上段下段で、それぞれに一枚の中央のカードをはさんで、互いに向かい合っているという構図も、非常に意味深長です。

うまく出来過ぎた展開です。

私は今年<私の前世はフランスの占星術師?>という記事を書いたことがありますが、この中に以前、二人の霊感を持つ人がそれぞれに私の前世を透視してくれた内容を書いています。

そのうちの二つめ。

あなたの前世は、千年近く前の大地震で亡くなっている。
亡くなったのは、たぶん今の三重県。
お歯黒の女性が見える。それがあなたの前世。
あなたによく似ている。
夫は今の奥さんだった人(つまり性別を入れ替えて、今は夫婦になっている)。


を彷彿とさせる展開です。

このカード展開から、私はやはり今の奥さんとは魂の繋がりがあるのだろうなと判断しました。
ツインソウルではないが、たぶんソウルメイトだろう、と。

ツインソウルなら上段の中央には「太陽」が来るべきなのです。
構造的に。



二つ目の不思議な出来事。

この記事を書いている途中、私はホテルで働いているときに、なんと

前世を記憶しているらしい少年

に遭遇しました。
レストランに、たぶん親子三人で来ている?
少年は小学校低学年。

その夜のディナーには手長海老を使った料理が供されていましたから、たぶんその関連で話題になったのだと思われますが、

「ぼく、ザリガニ、苦手なんだ」

「え? でも○○ちゃん、ザリガニなんて見たことないでしょう?」

「あるよー。つかもうとしたら、ハサミで指を挟まれて、イテテってなって、指からちょっと血が出たんだ」

少年と母親がそんなこと会話をした後で、父親と思われる男性が母親に向かって、

「今のも前世の話をしているわけ?」

と尋ねているのです。
それもごく自然に。

「でも、小2くらいの記憶が多いよね」
とも言っています。


思わず「取材させてください」と切り出しそうになったのですが、さすがにやめておきました。

この会話の断片から感じ取れるのは、その少年が前世の記憶を普通に語っていて、両親はそれを受け止めているということです。

このタイミングで、前世の記憶を持つ少年を目にする。

不思議な気持ちがしました。


三つ目。

その後で、私は夢を見ました。

自分が女性になっている夢でした。
時代は完全に現代みたいで、場所はボーリング場でした。
私は今と同じようにノートパソコンを持ち歩いています。

夫がいました。
やせ形で、ちょっと白髪が交じった、かなり年上の男性に見えました。

私はたぶん、けっこうキレイ……でした(←その女性と一体化しつつ、どこかで客観視できている)。
今と同じように、わりとさっぱりとした性格で、その男性の問いかけに対して、

「うん、いいよ」
などと答えています。
答えている自分(その女性)の中に、その男性に対する信頼感や愛情を感じました。

もう一人女性がいました。
たぶん私よりも少し年下。

もしかすると妹か何か?

あるいは夫の友人?

私は彼女に親愛の情を抱いていました。

最初、夫はその女性と二人でボーリングを始めました。
私はちょっと離れたところで、パソコンを開いていました。

やがてゲームを終えた夫がやってきて、スコアを伝えてきました(あんまりたいしたスコアじゃなかったような)。

「三人で一緒にやろう」

「いいよ」

私は答え、三人でゲームを始めようというところで、夢から覚めました。

不思議な夢でした。

でも、私は何となく、この「夫」が今の妻ではないかというふうに感じました。
シチエーションは完全に現代なのですが、分かりやすくそれに翻訳された前世の人間関係なのではないかという気がしました。

あくまでも、気がした、という程度ですが。

もう一人いた女性が誰なのか、不明です。
今の娘や息子ではないような気がします。

しかし、この夢が何かの象徴で、私を取り巻く人間関係に関わっている。
それを今見せてもらったのだという気持ちだけは、なぜか消し去りがたくあるのです。

女性になっていたときの感情が、あまりにもリアルだったからか。


まあ、こんなことがありました、というお話。


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