今後の予測の立て方について |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

今、世間を騒がせている多剤耐性菌の問題について、この9月8日の新月図の中には、はっきり国民の健康に関わる問題、障害ということが表示されています。

しかし、この問題が発覚、発生したのはこの新月図の直前でした。

チリ落盤事故も8月の新月図に、「幽閉された空間」というのが明瞭に出ていたのに、事故発生そのものはその直前でした。

これは日食図の解読の際にも、過去に述べたことがあるのですが、

「その日食図の時期が迫ってきたら、そこに示されることは前倒しで起こってくる」

ということに関係していると思われます。

これはよくよく考えてみたら当然のことで、その日食図、あるいは新月図というのは、ある日突然に、そのホロスコープが突如として完成されて、そこから運気がチェンジするのではなく、その日付が近づいてくると、段階的にその日食図、新月図に近い形のものがホロスコープ上で構成されるようになるからだと理解できます。

つまり事前に「予兆」「事件の発端」が出てきてもおかしくないのです。

どうもこういった理解を上で新月図などを解読しようとするならば、それはたぶん前日とかではダメなのです。
新月図ならおそらく一週間程度は前、日食図なら一ヶ月程度は前に解読を済ませておく必要がありそうです。
新月図、日食図の手前ですでにその内容が現出する可能性を含んで。
今後、こういったチャートの解読をする際には、注意したいと思います。

でないと、予測どころか、すでに起きたことの確認になってしまいかねません(それも重要なんですが)。

それと。

今月から観測結果の確認に導入しようと思っている「数字」があります。

どういう数字かというと、それは毎日のUSGS情報から算出される、その日ごとの地震のマグニチュードの総量です。

たとえば今月でいえば、

1日
5
5
5.1
5
計20.1

2日
5.1
5
計10.1

3日
5
5
5.1
5.1
6.3
計26.5

4日
7
5.7
5.6
5.3
5
5.6
5.1
5.1
6.1
5.3
5.4
計55.8

5日
5
5.1
5.3
5
5
5
計30.4

6日
5.4
5.4
5.1
5.5
5.2
5
5.2
5.5
計42.3

7日
5.2
5
5.2
5.8
5.3
5
5.4
計36.9

8日
5.3
6.3
5
5.2
5.3
5
6.2
計38.3

9日
5.5
5.1
5.3
6.1
5.4
5.2
計32.6

ということになります。
4日と6日が高水準であることが、一目瞭然ですよね。
5日は落ちているように思えますが、テロや他の災害といった、この数値に含まれない現象として起きています。やはり同様に40~50クラスの総数に匹敵していたと考えて良いでしょう。

視覚的には4日をピークに上下動している感じですが、これはあくまでも数字なので、厳密な意味で一個のハードアスペクトの波形をそのまま反映したものにはなりません。

ハードアスペクトは通常、重複して存在するからです。
8日のように、それまで強かったハードが弱体化したのに、別なハード要因が入ってきて高い水準になることもあります。
とはいえ、8日が前日の7日に対して突出して高かったわけではなく、他の日に比べてやや高い程度です。
やはり、主体となるハードアスペクトが弱体化した証拠といえるでしょう。

ちなみに8月の数値を追ってみると、やはりその日の総数40を超えるものが危険度が高く、8月中でもたった5日しか該当するものがありません。
1日あたりの平均値は25程度でした。
もちろん、1日あたりの総量が少なくても、大きな地震が発生しているケースもありますが、ざっくり考えるとき、こういった考えで間違いはなさそうに思えます。


なぜこんなことをするかといえば、M5クラスの地震でも数多く発生するということは、それだけ総体としては地震のエネルギーがあったのではないか、と考えられるからです。
非常に目立つ地震が1回で爆発することもあれば、取るに足らない地震の10回に分けられることだってあり得ます。

被害地震が発生すれば、それはハードアスペクトとの関連がはっきり量れる目安になりますが、今月の5、6、7日のようにハードが強かったのに、目立った地震が起きていないと、「なにもなかった」かのように錯覚されてしまいます(他の災害やテロ、火山噴火では起きているのですが)。

しかし、このようにその日起こった地震のエネルギーを総和すれば、実際にどの程度のエネルギーがあったのか、量る目安になります。
余震をどう扱うか、考えどころですが、余震も本震を中心としたその地震全体のエネルギーの一部だという理解の仕方で、とりあえず計算に入れてみることにします(あるいはこの先外すかも知れませんが、そうなると群発地震との区別はどうするかとか、どこからを余震という理解にするかという問題にもつながってきます)。

ただ、これも絶対的に正確なものではありません。
というのは、この情報はUSGSが発表しているM5以上の地震のデータなので、それ以下のものは含まれていないからです(そこまではさすがにやれない)。

けれど、被害地震を予知するという目的に沿ったものとしては、これで十分だろうと思います。

究極的には、この結果と★のグラフが一致すること。
これが目標でしょうか?

こうして数字が出てくると、言葉でのごまかしはもはや許されませんから、冷や汗ものですが(笑)。
しかし、これだけクールなことができるのは、地震占星学の基礎理論に確固としたものを、もはや感じているからに他なりません。

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