宇宙と人間が一つだから |  ZEPHYR

 ZEPHYR

ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

コメント欄に書き込みかけたのですが、自分でも前々から不思議に思っていることもあって、やはり記事にすることにしました。

たとえば私がよく覗いているブログに「イオンの不思議生活 new」がありますが(これもあるかたが教えてくださったのですが)、このイオンさんは体感(あるいは霊感?)で地震の感知をなさっています。

イオンさんは占い師でもなんでもなく、ごく普通の主婦のかたです。
このかたの発信する信号が、結果的に私の予測とだいたい一致していると言われ、見ていると確かにそうであることが多いのです。

誤解のないように申し上げておきますが、私はこのかたのブログを参考に、地震予測を書いているわけではありません。
というのは、私はたいてい地震予測を月末に一ヶ月分出します。
気づくことがあれば、年末に翌年の分を出していることもあります。

体感で感知するイオンさんのほうが、事前に私が出している予測日時あたりで、危険信号を発信されることが多いのです。
私はこのかたは「本物」だと感じていますし、ブログで書かれていることなど読んでも、すっと胸に入ってきます。

人間には、五感以外の能力があると私は信じていますし、こういった能力をリアルに持たれているかたが、どのような源泉から情報を得ているのか、感知しているのか、私にも興味があります。

が。私はそういう方面にはとても鈍感なので、とにかくホロスコープを見るしかありません。
それしか能がありませんあせる

仏教やインド哲学には、梵我一如、ブラフマンとアートマンは一体であるとする思想があります。
つまりは宇宙と個人です。

ホロスコープは個人の性格や運勢を示します。
宇宙の図面が個人を表現しているわけです。

この不思議さは、幾度鑑定を行っても減りません。

むしろ当たれば当たるほど、「どうしてここまでのことが出ているんだろう」という想いが強くなります。

私たち占星術師は、知識と経験の積み重ねと、直観も働かせ、チャートを読み取っていきます。
それは個人という形に集約された宇宙を読んでいるわけです。

人間は宇宙のシグナルの集まったものとさえ言いえるのかも知れません。

体感や霊感的なもので、地震を感知する人は、宇宙のどこかに存在している特定のシグナルを、知識に頼らず感知しているだけのことではないかと思います。

それは大地のシグナルかも知れませんし、神霊のシグナルかも知れません。

私はちょっと前の記事でも、自分の行っている予測は夢予知や霊感的なものではなく、科学的なアプローチによるものだと書きましたが、これは無用な誤解を避けるために時折、触れておかねばならないから書いているだけで、本音を申せば、別にそういった能力を持たれているかたを非難しているわけでも、もちろん、下に見ているわけでもありません。

むしろ、そういう力を何らかの形で世の中のために使っているかたがいれば、尊敬申し上げます。

私は今回、今のところ「知」の道を歩いています。
でも、他の道でも同じところへ続いている。

そんな気持ちがします。

みんな、きっと同じ。

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