魔法使いではないけれど |  ZEPHYR

 ZEPHYR

ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

自分にもっと力があればいいのに。

鑑定をしていると、時折、そんなケースに直面してしまいます。

人生は自力救済。
基本はこれ。
それは分かっているのですが、苦しみのさなかにいる人、嘆き悲しんでいる人がいると、なんとかしてやりたくなってしまうものです。

だからといって、魔法使いじゃあるまいし、私が何かしたら状況があっという間に変わるなんていうことはありません。

またできたとして、そんな魔法が使えたとして。

それをすることがその人のためになるのかというと、大局的にはそうではありません。
人の魂は計画を持ってこの世に生まれてきます。
その中には経験すべき試練も含まれています。
そして経験すべきこととして設定しているものこそ、やはり結構辛いものなのです。

チャート上は、これは土星として表示されています(これだけではありませんが)。

克服すべきものとしてあるそれを、魔法のようにキャンセルしてしまったら、その人がこの世に生まれてきた意味や目的も半減してしまいます。
それこそがやりたかったことなのに。

子供が歩こうとするときに手助けをしてやります。
でも、いつもいつも手助けしてやったら自分一人では歩けません。
ましてや魔法でキャンセルさせることは、歩かせるどころか、赤ん坊のように抱いて連れて行くことに等しい。

キャンセルされたものは、また別の形でその人の人生を訪れるでしょう。

ということは分かっているものの。

自分にもっと何かできればいいのに、と思ってしまう。

魔法使いになりたいわけではないし、人は皆、自分自身の人生の魔法使いなんだと知っているけれど。

でも、何か。

そういうことを感じることが増えてきました。
自分自身、何かステップアップすべきポイントに近づいているのかも知れません。

今できることをしよう。
もしすべきことがあるのなら、きっと与えられる。

そう信じて。

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