にもかかわらず、得られる結論は西洋占星術と同じになると。
じつは西洋占星術と四柱推命は、非常に似通った構造を持っています。
たとえば西洋占星術の基礎は、12星座と10惑星です。
四柱推命は十二支と十干です。
12と10の組み合わせ。
同じです。
四柱推命は十二支と十干の数の組み合わせから、変通星というのが出てきますが、言ってみればこれが西洋占星術でいうところの星座や各ハウスに座す星の意味(あるいはアスペクトも若干含む)かと思います。
そして干支や各変通星の相互の関係、これがアスペクトと考えたら、異様に共通する部分があると理解できます。
基礎理念は違ったものなのに、方法論は同じ? みたいな感じがします。
以前の記事の中で、西洋占星術の中にあるボイド・オブ・コースが四柱推命の空亡に似ているというお話をしたことがあります。
四柱推命で三合という理論があるのですが、これはたとえば申-子-辰の三つの十二支は互いに結合して、非常によい働きをするというものですが、これは方位的にはちょうど正三角形になり、占星術のグランドトラインと非常に似ています。
などなど、相似点を述べると数々あるのです。
この二つの東洋と西洋の占いは、思想背景は異なりますが、方法論ではどこかでつながった部分がある、と感じられます。
占星術が高度な占いで、サイン、ハウス、星の意味と関係など、さまざまなものを考慮した上で成り立つのと同じように、四柱推命も単純のこの日の生まれだからどうのこうのいうのは、これは軽率です。
そして、世の中にはこの軽率な占いがお手軽にできるという理由で、まかり通っているケースがあります。
そして大きな誤解をまねている場合も。
以前、天中殺というものが大ブームになったことがあります。
まだ私が若い頃の話です。30年くらい前?
曰く、天中殺に何かことを起こすと災いが来る。
家を建てると破産する。
事業を超すと倒産する。
車を買うと事故に遭う。
結婚すると離婚する。
天中殺はつまるところ空亡のことです。
<魂のチャレンジャー>で書いてきた空亡、この別名が天中殺です。
これは近年の大殺界もほぼ同じ手法で成り立っています。
大殺界は、天中殺に、さらに前後のどちらかの一年を付け加えたものですが、ルーツは間違いなく四柱推命にあります。
その超簡略版とお考え下さい。
これは占星術の12星座占いと同じです。
12星座は今時、ほとんどの人が自分が何座の生まれか知っていますが、たとえば特定の生まれ星座の人すべてが同時期に同様に不運なんてことがあるでしょうか?
同じ星座でも絶好調時に入る人もいれば、とくに変化が少ない人もいます。
それは結局、個人のチャートに絞った占いではないからです。
四柱推命の天中殺も同じで、天中殺には厳密な決まり事がいくつもあります。
ある年の天中殺が解消されてしまう場合もあります。
先天的に天中殺を受けない人もいます。
また凶星が巡ってくる場合、天中殺はそれも無効化しますから、かえって喜ばしい場合もあります。
天中殺時に大成功する運気になる人もいます。
このように四柱推命表をきちんと解読しないと、ちゃんとした結論は出ません。
天中殺は二年間です。
子丑、とか、申酉、とか。
これがたとえば逆境を運んでくる土星が、だいたい二年程度で一つの星座を移動するのと似た感じです。
その星座の人は、土星の影響を受ける期間が二年間の内に必ずあります(ずっとではないにせよ)。
土星の巡りと天中殺は、べつに一致するわけではありませんが、なにかしらこのへんもシンクロを感じます。
そこで!
私は四柱推命に関してはプロフェッショナルではないので、あくまでも西洋占星術をベースに、この次ぎに天中殺(=空亡)が巡ってきたとき、実際にどのような運気なのか、皆様にお知らせするプレゼント企画を行おうと思います。
本当に天中殺らしきものを受けるのか?
それとも受けないのか?
その年、どのようなことが起きると想定されるのか?
これは占星術が四柱推命と同じような結論を出す、という前提に立っています(実際、私はそう感じています)。
詳細はいろいろと詰めてから、発表したいと思います。
ポチッとしていただけると、嬉しいデス。
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