K配ぜん人物評 みんなのオモチャ Y3号 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

私の所属する、K配ぜんにはY姓の女性が多い。
いつもににこにこ、あっけらかんのY1号。
いつも飄々としているY2号。
そして、超天然Y3号。
ほんとはもう一人、Yさんはいたのですが、現状は結婚して姓が変わっており、ややこしいので今回は外しておきます。
今日はそんなY3号のお話。


昨日はバンケット(宴会)の片づけと翌日セッティングが夜遅くまで続けられていました。
私の部署の営業が終わってもなお続けられており、23時少し前には私もその作業に合流しました。
するとK配ぜんの仲間たちとホテル社員が入り乱れて、翌日の準備をしておりました。
急に合流するとなにをしていいかわからないので、とりあえず指示を仰ぎ、皿の準備などをしておりました。
すると、「zephyrさんだったら、のし折れるよ」という声が。
そうなのです。よく宴席に用意されたナフキンは、なんらかの形に折られているじゃないですか。
婚礼で一般的なのは、やはり扇。
縁起のいい形に広がっていますよね。
でも、そういう場合でも新郎新婦は鶴亀、そして両親は「のし」であることが多い。

折り方がわからんY3号さんが、助けを求めている様子。どうやら鶴亀とのしを折るように言いつかったらしい。しかし、のしの折り方がわからない。
「zephyrさん、のし折ってぇ」
ナフキンはあまりノリが利いて折らず、ふにゃふにゃ。
「こんなんで、きれいなのしが折れるかぁ。もっとパリッとしたの、取ってこい!」とジョークの命令口調で指示すると、いそいそとノリの利いたナフキンを持ってくるY3号。
「じゃ、のし折るから、君は鶴を折って」
「はあい。鶴って、普通の鶴でいいんですよね」
「ああ」
超にこにこモードの天然Y3号。
その彼女を見て、一抹の不安が胸をよぎりました。
「Yさん、鶴って、普通の折り紙の鶴を考えてない?」
「え? 違うんですか?」
むかっ爆弾
違うわ、ぼけぇえ~~~!
\(*`∧´)/ おのれは高砂の新郎新婦の前に、折り紙の鶴が置かれているの、見たことあるんかい!
そりゃ、折れんこともないかもしれんけどな、ナフキンで普通の折り紙の鶴、折るの一苦労やぞ!
めっちゃ、小せえ鶴になってしまうぞ!
だいたいそんなもんが高砂席の目の前にあって、食事するとき、新郎がそれをほどくに苦労するやないかっ!
ほどいたら、くしゃくしゃやで!

上記の思考が一瞬で私の頭を駆けめぐりましたが、Y3号に言ったのは一言でした。
「あほかい。もう、なんもせんでええ。私が全部折るから」

超天然のY3号は、万事がこんな調子ですから、みんなのいいオモチャです。
でも、愛されています。
それでもにこにこ、いつも元気なY3号。
君は偉い。
君の元気と笑顔が世界を救うんだ。

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